第30回総合科学技術・イノベーション会議

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第30回総合科学技術・イノベーション会議の様子
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発言する安倍総理

 平成29年6月2日、総理大臣官邸において、第30回総合科学技術・イノベーション会議を開催しました。 会議では、「科学技術イノベーション総合戦略2017」について答申されるとともに、有識者議員から「科学技術イノベーションの活性化を促進する制度的基盤の構築に向けて」と題した提言が行われました。
 総理は、本日の説明及び議論を踏まえ、次のように述べました。
 「本日、『科学技術イノベーション総合戦略2017』を取りまとめました。この内容を骨太の方針や未来投資戦略に反映させるとともに、Society 5.0の実現に向けた取組など、重きを置くべき施策を具体化し推進してまいります。有識者議員からは、科学技術イノベーションの活性化を促進する制度的・法的基盤の構築が急務との提言がありました。大学や国立研究開発法人は、公的資金主体の運営から民間資金も活用した経営へと脱却し、ベンチャー支援を強化することで研究成果の実用化を加速し、教育や研究を支える資金源を多様化し、寄附や株式も活用しつつ民間資金を含めた財務基盤を強化するなどの改革を進めるものです。これらを実現するための制度改革に向け、できることから直ちに着手するとともに、研究開発力強化法の改正に向けて、与党と協力して準備を進めていただきたいと思います。今後、民間の研究開発を戦略的な成長分野へ誘導し、官民合わせた研究開発投資の効果を最大化していただきたいと思います。」