鶴保内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年5月23日

(平成29年5月23日(火) 10:18~10:22  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室)

1.発言要旨


 私の方からは、1点。
 「クールジャパン人材育成検討会」の第一次とりまとめをさせていただきました。そして、「クールジャパン拠点構築検討会」の最終報告書を公表させていただいております。
 本日16時より、私が座長を務めるクールジャパン人材育成検討会の第4回会合を開催いたします。これが事実上、最後となります。
 本日は、民間有識者より、クールジャパンの人材育成についての取組や御提案を伺うほか、「第一次とりまとめ(案)」について議論いたします。
 アニメ制作などの専門スキルとビジネススキルの両方を持つ「プロデュース人材」、外国人目線でクールジャパンの提供基盤や市場拡大を支える「外国人材」など、六つのカテゴリーについて必要な人材像や人材育成方策を整理する予定であります。
 そして、クールジャパン拠点構築検討会の最終報告書を(知的財産戦略推進事務局の)ホームページ上で公表しておりますので、御報告いたします。
 報告書と併せ、アニメツーリズムに係るプロジェクトなど七つの実証プロジェクトのノウハウをまとめたクールジャパン拠点連携実証調査や、アジア5箇国のクールジャパン関連市場を調査した国別調査の報告書も公表しております。
 インバウンドに関わる取組等々へ御活用いただきたいと考えておりますので、詳細は知財事務局にお問合せいただければと思います。
 私の方からは以上であります。

2.質疑応答

(問)科学新聞の中村です。
 先週、科学技術・学術政策研究所が定点調査の結果を発表したのですけれども、科学技術基本計画の中でどういうものが結果として、例えば研究環境とか人材育成だとか、そういうものが、研究者たちが満足する状況になっているかどうかというような印象調査なのですけれども、それについて、例えば人材とか研究環境なんかについては、相変わらず悪い値、低い評価になっているのですけれども、そういうことについて、大臣のお考えをお聞かせいただければと。
(答)大変申し訳ありません。その定点調査について、報告を受けておりませんので、今、ここで、お答えすることができないです。
 ただ、その調査の中身は、どういう方々に調査され、そしてまたどういう問い方をしているかによって、大きく結果は変わってくるのではないかとも思いますから、次回までにその調査をしっかり詳細に検討しまして、お答えしたいと思います。
(問)あともう一つ、宇宙関係なのですけれども、昨日のロシアの国営テレビで、プーチン大統領が超大型ロケットを2025年までに打ち上げるように開発するよう指示を出したのですけれども、それについての受け止めを。
(答)超大型ロケットというよりも、今、宇宙産業は、むしろ小型化、そして民生化に向いていて、民間が宇宙産業に入っていくという時代の流れだと、私たちは理解しておりました。
 したがって、これはある意味、何かのメッセージがあるのではないかということを、私たちとしてもしっかり注視していく必要があるのではないかと思います。
 これからロシアが超大型ロケットを打ち上げ、そしてその中に何を載せ、どういうことを企図しているのかについて、これは様々なチャンネルを通じて情報収集に励みたいと思います。

(以上)