鶴保内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年3月28日

(平成29年3月28日(火) 8:36~8:38  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 私の方からは1点、映画の振興施策に関する検討会議の取りまとめについて御報告を申し上げます。
 昨年の映画業界は、「君の名は。」、「シン・ゴジラ」といった大ヒット作に恵まれ、過去最高の興行収入を記録するなど、改めて日本映画の力を認識する年となりました。
 映画は原作・音楽・アニメなどの基礎要素を含む総合芸術として波及効果が高く、また、財・サービスの輸出先導役や日本文化の紹介役として、クールジャパン戦略や観光立国戦略などの国家戦略を進めていく上での役割も期待されています。
 このため、昨年末に、知的財産戦略本部の下に、「映画の振興施策に関する検討会議」を設置し、議論を重ねてまいりました。その報告書がまとまりましたので、本日公表いたします。
 報告書には、政府の新たな取組として、中小制作会社やクリエーターの挑戦のための支援強化、ロケ撮影支援体制の構築などが盛り込まれております。これらは、今後取りまとめられる「知的財産推進計画2017」に反映いたしまして、関係省庁と連携をとって、取組を着実に実施していきたいと思います。
 報告書の詳細は知財事務局にお問合せいただければと思います。
 以上であります。

2.質疑応答

(問)日本テレビの柳沢です。
 沖縄県の米軍普天間基地の辺野古移設問題についてなんですが、週末に翁長知事が辺野古の埋立て承認を撤回する考えを表明しました。これによって、国と沖縄県が再び法廷闘争になるのではないかという懸念が出ていますが、この点について、どのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。
(答)まだ決まったわけではありませんから、そうならないことを心から祈っております。官房長官も言及があるように、政府としては、そうならないことを望みつつも、いろいろな手立てを考えていかざるを得ないと考えております。

(以上)