鶴保内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年3月21日

(平成29年3月21日(火) 8:48~8:51  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 私の方から2点だけ。
 本日、宇宙ビジネスアイデアコンテストと言うんだそうですが、「S-Booster 2017」を4月末目途に募集開始いたします。共催に、JAXA(宇宙航空研究開発機構)に加えて民間スポンサー企業を募り、宇宙を利用したビジネスアイデアを発掘するための試みでございます。 本企画の実現に向けて、その趣旨に賛同し、御協力いただけるスポンサー企業も本日より募集いたしますということであります。詳しくは宇宙開発戦略推進事務局にお問合せいただきたい。
 それから、本日17時より、クールジャパン人材育成検討会の第1会会合を開催いたします。本検討会では、コンテンツやファッション、デザイン、食、観光など、今後の経済成長の原動力となるクールジャパン関連産業を担う人材の育成や集積の在り方について検討を行うこととしており、5月を目途に報告書を取りまとめる予定であります。 民間有識者よりクールジャパンの人材育成についての取組や御提案を伺うほか、各府省庁の施策を紹介し、意見交換をする予定であります。詳細は知財事務局にお問合せいただきたいと思います。
 私の方からは以上であります。

2.質疑応答

(問)NHKの奥住です。
 北方領土についてお伺いします。
 先週の土曜日に、日本とロシアの外務次官級の協議が行われました。この中で元島民の墓参について、出入域手続を行う場所を増やすということ、それから、従来の船に加えて飛行機での往来も検討を進めていくことで一致しました。これについての評価と、今後期待することをお願いします。
(答)詳細はまだ報告を受けておりませんが、今後いろんな提案を双方がしていくと。今回の協議の中でも、これが合意に至ってそれが実現するというところまで来ているかどうかについては、私も報道ぶりを見ていませんが、聞くところではまだ提案をした段階だという話でありましたので、合意をされてそれが具体的な話になっていった時には、我々の方としてもいかなることをすべきかとかについて考えていく段階になると思います。
 いずれにしても、墓参についてより簡便になされていく方向であることは、喜ばしいことだと思っています。
(問)時事通信の清水です。
 提案をした段階ということでしたけれども、4月下旬の総理の訪露までの実現は難しいという状況なんでしょうか。
(答)いや、そうではないでしょうけど、実現が難しいか難しくないかも含めて、本日のところは双方がお互いに提案をしたと聞いておりましたので、どこまでを詰めてやっていくのかということについて、私どもの方としてはまだ報告を受けておりませんということであります。

(以上)