鶴保内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年3月14日

(平成29年3月14日(火) 9:29~9:35  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室)

1.発言要旨


 私の方からは1点だけ。
 かねてより沖縄の人材育成について、一歩も二歩も進めていきたいということを申し上げてまいりましたが、沖縄振興審議会専門委員会の会合を明日開催させていただきます。
 この人材育成について、いよいよ検討を始めさせていただく会合として、以前から申し上げておりますとおり、今後、遠隔授業でありますとか、奨学金の在り方でありますとか、また、それぞれの取りまとめを、有識者の会合等も含め、年央ぐらいまでにはしたいと考えておりますので、それと併せて、できることから進めていくという意識で、会議をさせていただくことを御報告申し上げておきたいと思います。
 本日は以上であります。

2.質疑応答

(問)科学新聞の中村です。
 サウジアラビアの国王御一行が来日しているんですけれども、科学技術関係では何か協力とか会談とか、そういうものは何か予定されているのでしょうか。
(答)特に今のところ、報告すべきものはございませんが、科学技術については、予算のことでありますとか、大学教育、高等教育の在り方でありますとか、産学、官民の連携であるとか、様々な問題があります。
 それぞれ一つ一つが大変重い課題でありますので、会議は当然やってもいいんですけれども、会議をして何か満足するぐらいだったら、先に動いた方が早いだろうというのが私の思いで、部局も多分それどころではないと言ったら失礼ですけれども、相当汗をかいていただいていると思っておりますから、来たるべき結果とは言わずとも、中間報告ぐらいはできるようになった時点で、またいろんな報告をさせていただきたいと思ってます。
(問)朝日新聞です。
 沖縄県の富川新副知事が上京されているようなのですが、大臣、会われる予定があるのかどうか。その場合は、どういうことを話されるのかお願いします。
(答)今日、来られます。お目にかかる予定であります。今日のところは、初めてお目にかかるわけで、虚心坦懐にそれぞれの思い、どこまで深い話をする場になるかは会ってからの話でありますし、恐らくはそうはならないのではないかというふうにも思いますけれども、今後よろしくという御挨拶になろうかと思います。
 沖縄へ行かせていただいた時も、お目にかかったりするような機会が、これから増えてくるでありましょうから、そんなに長い時間はかけませんが、しばらく人間関係を作っていきたいと思います。
 聞くところによると、担当は基地関係等々はまた別だというふうにも聞いておりますし。
(事務局)担当は担当なんですけれども、別に政策調整監を置いてするという。
(答)なるほど。ということのようで、その辺りも県の中でどういう状況になっているか聞かせていただいて、これからの対応につなげていきたいと思います。
(問)確認で1点なのですが、ということは、挨拶がメインということで、特段何かの点について要望を受けるとか、それについてやりとりするとか、そういうことではなさそうですか。
(答)今のところ聞いておりません。
(問)沖縄タイムス、石川です。
 今の関連で、富川副知事は、経済学者であって県のアジア経済戦略構想等を引っ張ってきました。大臣として、期待することについてお伺いしたいと思います。
(答)今、県は大きく変わりつつあります。所得も増え、なおかつインフラも相当進んできた中で、これから中長期的な戦略を立てていかなければいけない。
 そんな時に、県のエンジンとなる産業は何なのか。また、そのための問題、障害は一体どこにあるのかということを、経済学者の観点からも是非知見を共有していただければと思っています。大いに辣腕を振るっていただけることを期待します。
(問)もう1点、冒頭に紹介のあった振興審議会の専門委員会が開催されるということなのですが、具体的な議題とかテーマというのは、どういったのをお考えになっていますでしょうか。
(答)今のところ、部局との話の中では、人材育成についてということしか聞いておりません。私としては、せっかく会議を開くのであれば、会議をするだけでは何の意味もありませんから、相当スピード感を持って、方向性を定め、結論を付ける。そして行動に移す。このことは、私の方から宣言をさせていただきたいと思います。

(以上)