鶴保内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年2月14日

(平成29年2月14日(火) 9:16~9:23  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室)

1.発言要旨


 私の方からは、クールジャパン・マッチングフォーラムの開催について御報告を申し上げたいと思います。
 来る2月16日木曜日に虎ノ門ヒルズにおいて、私が共同会長を務めるクールジャパン官民連携プラットフォームの主催により、第1回になりますクールジャパン・マッチングフォーラムを開催いたします。当日は、異業種連携の優良事例を表彰するマッチングアワードの表彰式と、具体のビジネス組成を目的とした商談会などを行うマッチングメッセを実施したいと思います。
 このマッチングフォーラムは、我が国の魅力あるコンテンツと、それ以外の分野の連携を促し、クールジャパンの認知度・訴求力を活かした商品やサービスなどの海外展開を後押しすることにより、輸出拡大や地域活性化などにもつなげる初の試みであります。
 マッチングアワードのグランプリ、準グランプリ、審査員特別賞は当日の発表となりますが、キャラクターを効果的に活用した商品や、最先端技術を活用したエンターテインメントなど、創意工夫あふれたプロジェクトが選出されると聞いております。マッチングアワード表彰式はプレスオープンですので、是非お越しいただければと思います。
 詳細は知財事務局までお問合せいただきたいと思います。
 私の方からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)科学新聞の中村です。
 先週から新型推進費のターゲット領域の検討が始まって、大臣も(検討委員会で)挨拶されたかと思うんですけれども、この予算について、経団連は新規で1,500億円ぐらいが必要じゃないかという提言をしている中で、大臣が以前からおっしゃっている今のシーリングの枠組みではなかなか内閣府の科学技術部局として予算要求するのが難しいと。これはどういうふうに予算を確保していくのか、それについてどのようにお考えでしょうか。
(答)現状は御指摘のとおり大変厳しくなっております。この枠の中で考えるとするならば、どこかを減らしていかなければいけないということは当然になってまいります。したがいまして、今回ターゲット領域を絞って、そこに大きく力を込めてやるとするならば、そのことについてはCSTI、総合科学技術・イノベーション会議も中心になって、産業界も連携をしていただくという国民運動にしていただくことが重要で、その力をもって私たちは先程申し上げたような大きなブレークスルーをしていきたいと考えております。まだ今のところ、具体的な道筋についての報告まではできておりませんけれども、青写真としてはそんなことを思っております。
(問)フジテレビ、和田でございます。
 2点なんですが、1点、細かくて恐縮です。クールジャパンの(配布)資料の最後に、事務方でも結構ですが、受賞者数、次のページ参照と書いてあって、次のページってないんですが、出していないということ、そもそも。
(答)(事務局)まだ公表前なので。
(問)分かりました。それと、全然話は違いますが、日米首脳会談、共同声明なんか拝見しますと、でき過ぎというか、ほぼ日本の主張がそのまま通っているかなという中で、新しい経済の協議の枠組みができたわけですが、例えば科学技術ですとか宇宙ですとか、何がしか大臣の所掌の分野で、協議そのものに直接ということではないにしても、加わってくような案件があるんでしょうか。
(答)まだ詳細全てについて聞いておりませんので、ここで確定的なことは言えませんが、特にその分野で目ぼしい協議があったとは聞いていません。今後、どんなことがあったかはいろんな形で明らかにされると思います。ただ、今回は、初ではないですけれども、現地へ行って首脳会談として親しく会談をされたということが最も重要な目的でありましたから、今後、様々な形で具体的に科学技術分野、あるいは宇宙分野、クールジャパン、またその他の問題についてしっかり協議をしていくものだと思います。まだ未定だという前提ではありますけれども、私も近いうちにアメリカにも行かせていただいて、当地の科学技術関係者の方々とも懇談を持つ時間を頂ければと考えています。
(問)まだ、大統領の関係スタッフも各分野、決まってきてはいないんですが、細かい話で恐縮ですが、大臣御自身はこれから立ち上がろうとしているスタッフに御存じの方というか、パイプが既におありになったりしますか。
(答)前補佐官とかは京都でもお目にかかりましたし、口約束ではありますけれども、また一度、是非アメリカで会おうという約束もしていただいておりますが、政権が丸ごと代わりましたので、多少その辺はどうなるかなという気持ちでおりますけれども、科学技術はそういう意味では政治ニュートラルな分野でもあると思いますから、それぞれのキーパーソンに、それがどちらの政党寄りなのかなどということではなくて、虚心坦懐にアポをとって話をしていきたいと思います。
(問)ちょっと気が早いかもしれません、訪米の大ざっぱな日程案というのは、ある程度念頭にはおありになる。
(答)それは国会も今、正に予算委員会が御審議をいただいている最中でありますから、頭の中で考えているという程度のことで御了承いただきたいと思います。
(問)予算が一段落してからという感じですか。
(答)少なくともそういう感じでしょう。

(以上)