鶴保内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年1月31日

(平成29年1月31日(火) 8:42~8:46  於:官邸3階エントランスホール)

1.質疑応答

(問)昨日、那覇空港で、自衛隊のF15戦闘機の前輪が外れて滑走路が2時間閉鎖されて、40便が欠航するなど、8,400人に影響が出ました。こうした事故が起きると、沖縄振興に与える影響というのも考えられるかなと思うのですが、大臣のお考えをお聞かせください。
(答)それを受けて、滑走路の運用、それから増設等々のことについて議論があることを承知しております。
 増設とか拡張とかいうことになると、財政的な問題もありますから、これは県民、それから国を挙げての議論になっていくだろうと思いますが、それを踏まえて、我々としては何ができるかを虚心坦懐に探っていかなければならない。
 まずは、どこに問題があったか、どういう事故の内容であったかをつまびらかにして、運用等々で改善の方法はないのかを考えていきたいと思っております。
(問)今日、天下りの調査チームが発足したと思うのですけれども、それについて、閣議や閣議後の閣僚懇において何か言及はありましたでしょうか。
(答)(私からは)特にございませんでした。
(問)この週末に、浦添の市長選が告示になります。政権側としては、宮古島に続いて2連勝を狙う選挙になるわけですが、大臣、この選挙のどういう点に注目されて御覧になられていますでしょうか。
(答)いつもそうですけれども、どの候補者がどういう主張をされておられるかについては、つぶさに見て、しっかりそれをフォローしていなければいかんと思います。
 ただ、いろいろと議論はあると思いますが、首長選挙というのは、ワンイシューで決められるものでは、本来はないわけで、暮らし向きや、そしてまた現職であれば実績等々のことも、総合的に勘案して、住民の皆さんが選んでいかれるものでありますから、そこは地元の方々の選択をできる限り尊重するというのが、私の基本スタンスであると思います。
(問)今のところ、現地に応援に行かれたりとか、そういう予定はございますでしょうか。
(答)特に予定はしておりません。前回(宮古島市長選挙)もそうでしたけれども、応援要請があり次第、考えたいと思います。
(問)さらに、沖縄関連で1点なのですが、翁長知事が今現在訪米されております。これ、国政や県政に与える影響について、大臣としては、どのように御覧になっていますでしょうか。
(答)報道ベースでしか私も知っておりませんが、アメリカのどなたとお目にかかるのか、会談予定になっているのか等々も、またしっかりと受けて、もしそういうような方々とお目にかかる機会があるようであれば、様子もまた聞いてみたいというふうにも思っています。
(問)トランプ大統領の科学技術関連の政策についてお伺いしたいのですけれども、科学者の間では、エビデンスを無視した発言が多いということで、結構、波紋を呼んでいますけれども、大臣として注目している発言と注目している理由についてお伺いしたいのですが。
(答)特にこれがというよりも、一般論として、以前、この場で聞かれたとおりなんですけれども、果たして実現できるのかというところがこれから問われるところだと思います。
 科学技術に関する話は、特に世界中でエビデンスベースの政策が問われているところでありますから、今回、アメリカ大統領とはいえ、その予算の執行や運用の仕方で、私たちが思っているところとまた違うものであれば、そこにどういう思いを持っているのかをしっかりフォローしていかなければいかんと思います。
 アメリカの大統領ですから、これをやりたい、これをするんだということを強く主張されることには、我々も注視していかなければならないということは間違いないと思います。

(以上)