鶴保内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年1月20日

(平成29年1月20日(金) 9:45~9:50  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 明日から2日間にかけて沖縄を訪問いたします。
 明日の朝から沖縄入りいたしまして、八重山戦争マラリア犠牲者慰霊の碑、八重山平和祈念館のほか、石垣港のターミナルの視察や、「島のゆんたくin石垣島」において、離島の皆様との意見交換を行う予定であります。
 22日には公共交通関係者との懇談を行い、また、この度、新たに開催されます「沖縄の新たな交通環境創造会議」に出席させていただく予定であります。この会議は、昨年11月の有識者懇談会における提言を受けて、具体的な渋滞対策や、地域の公共交通システムの再編・活性化を実現していくために開催するものであります。
 今回の訪問を通じて、離島の現状や、沖縄の公共交通事情等の把握をし、今後、具体的な対策を考えていく上での有意義なものにしていきたいと考えております。
 私の方からは以上であります。

2.質疑応答

(問)今日から通常国会開会しますけれども、大臣としての意気込みというか、受止めをお願いします。
(答)年頭の記者会見及び昨年末の国会の会期末にも申し上げましたが、種をまき始めているものが多くございます。沖縄の自動運転の実証実験でありますとか、科学技術に関わる様々な事例、結果を示すためのものをこれからいよいよ果実を物にするという、実現、実行段階に入っているのではないかと思いますから、それをしっかり実現していきたいと思っております。
(問)天下りの斡旋問題が、疑惑が出てきています。政府としては、全省庁にわたって調査する意向だと伝えられていますが、これについて大臣はどう臨まれて、どういうお考えをこの問題について持たれているのか御所感をお願いします。
(答)しっかり襟を正していただきたいと思います。国民に疑念を抱かれないように努力していただくことを旨としたいと思います。
(問)閣僚懇ではこの問題について、何か総理から指示なりお話はありましたでしょうか。
(答)特にございませんでした。
(問)日本時間だと明日になりますが、トランプ新政権が発足します。その前のケネディ大使ともお会いになられて、大臣は沖縄に関して対応されてきましたが、新政権について、沖縄に関してどのように連携していきたいというふうにお考えですか。
(答)私の立場としては、沖縄の振興のために必要な作業のスピードをアップさせていただくということに尽きると思います。
 恐らく、トランプ政権になって様々な問題も生じてくるような時もあるかもしれませんが、我々としては言うべきことは言い、そして、交渉すべきところはきちんと交渉していただくということをバックアップさせていただくということだと思います。
 先般もオスプレイ問題については、様々な申入れをさせていただいたことは以前この場でも申し上げたとおりでございますから、その思いで寄り添って頑張っていきたいと思います。
(問)週末に宮古島の市長選があります。前回もお伺いしましたが、結局、応援には入らないということになったという理解で。
(答)日程的に入れない感じです。明日、明後日ですもんね。
(問)所掌を離れてで結構ですが、率直なところ、トランプさんにはどんな印象をお持ちでしょうか。
(答)言われた言葉どおり実現するのは難しかろうと思っています。
 ただ、大統領に就任された後とその前との発言は、やはりある程度我々も受止め方が違いますから、そういう意味では御本人や、また、その政権内部での議論はもっと緻密なものになっていくのではないかと期待しております。
(問)沖縄県副知事の教員採用絡み、口利き疑惑が浮上しております。沖縄振興の面も担当している副知事とあって、今後の沖縄振興への影響であったり、今の疑惑に対する大臣の見方というのは、受止めは。
(答)報道でしか私も存じ上げておりませんので、機会があればまた安慶田さん御本人ともお話しさせていただければと思います。

(以上)