鶴保内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成28年10月25日

(平成28年10月25日(火) 9:23~9:27  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室)

1.発言要旨


 昨日、大阪、京都に出張に参りました。大阪大学、ナレッジキャピタルの視察及び第40回国際外科学会世界総会に出席させていただいたわけでありますが、阪大では西尾総長と大学における基礎研究段階から民間投資を呼び込むための工夫、ポスドク人材の育成、研究に係るビッグデータの利活用をどう進めていくかなどについて意見交換を行いました。脳情報通信融合センター、通称CiNetでありますが、視察をさせていただいて、そこでは人工知能の最先端の研究現場でありますので、大変驚きを持ってこの現場を視察させていただいた次第であります。ナレッジキャピタルは世界初の試みだということもありまして、私も以前から存在を知っておりましたけれども、宮原理事とイノベーション創出について意見交換を行わせていただきまして、野村総合プロデューサーからは、どのようにして様々な企業、大学、自治体を巻き込みながら、人と人をつなぎ、新たなイノベーションを生み出しているか説明をしていただき、現場も視察させていただきました。
 あともう一点だけ。明日26日夜でありますが、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している大西卓哉宇宙飛行士との交信イベントを開催させていただく予定でございます。今回は、高校生や企業の方々を招待して大西飛行士とお話をしていただく予定であります。10月30日に大西さんは帰還予定でありますので、ISS滞在中、皆さんとの最後の交信イベントになると思いますので、私もこの交信を楽しみにさせていただいているところであります。
 以上であります。

2.質疑応答

(問)化学工業日報の伊地知です。よろしくお願いします。
 年末に向けての予算編成というのが佳境なのか、タイミングはちょっと分かりませんが、進捗状況、税制問題も含めて、どういう形で有効的に資金を回していくかということになると思うんですけれども、そこの部分と、もう一つ、ふるさと納税科学技術版、この辺のところがどういうふうな議論が進んでいるかという中間報告的なお話がいただければというふうに思っています。
(答)後半部分だけ先に申し上げておきますが、前半もそうなのですけども、まだ時期的に詰め切れていません。中間報告的なものについては私の方から、まとまり次第、この場で先に御報告することを約束しておきたいと思います。以前も申し上げたと思いますが、どう組み立てていくかについて、報告を立てた以上はそれを確実に実行していくという結論まで持っていかねばなりませんから、今までのところ、こうでしたよというだけでは済まないというのが当局の考え方でもありますし、その意味では少し時間を頂きたいと思います。
(問)予算の方はいかがですか。
(答)予算もまだ少し時間があります。中身についてはさっき言いました民間投資と連動する部分もありますので、そうそうゆっくりともしていられませんが、今のところ、目立った動きについて報告、相談があるわけではございません。今、本当に頭を痛めている状況ではないかと思います。

(以上)