鶴保内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成28年9月30日

(平成28年9月30日(金) 8:36~8:40  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 明日(10月)1日から2日にかけて、第13回国際科学技術関係大臣会合及びSTSフォーラム(科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム)に出席するため、京都に出張に行ってまいります。同会合では、30か国の科学技術大臣等と「未来社会のビジョンと科学技術イノベーション」をテーマに意見交換をいたします。STSフォーラムでは、オープニングプレナリーセッションに出席いたします。さらに、各国の大臣と会談を行う予定であります。
 また、10月1日には、特定国立研究開発法人3法人の理事長による合同記者会見に出席し、京都訪問の機会を利用いたしまして、株式会社島津製作所の田中耕一記念質量分析研究所と、京都大学のⅰPS細胞研究所を視察する予定でございます。
 以上であります。

2.質疑応答

(問)先日、安倍総理の北方領土視察について検討を行うという返答があったということでしたが、その後何らかの進展というのはありましたでしょうか。
(答)いえ、特に今のところはありません。
(問)昨日、(自民党)沖縄振興調査会が開かれて、年末の予算決定に向けて議論が始まったことになりますけれども、昨日も大臣はお話しされていたんですけれども、今後この調査会に期待することを改めてお聞かせいただけますでしょうか。
(答)実のある振興策を作り上げていただきたい。闊達な議論をしていただいて、より実のあるものを、沖縄県民一人一人が豊かさを享受できるようなものを作っていただきたいと期待しております。
(問)京都の会合なんですが、大臣御自身はどんなことを中心にお話しになられるのかということと、大臣会合で何がしかの、不勉強で恐縮ですが、方向性のようなものを出すんでしょうか。
(答)まず、後半の部分ですけれども、私たちが日本でやる京都の会議ですから、主催者側なんですね。したがって、その基本的スタンスとしては、特定の落としどころを求めてというよりは、各国の大臣の方々の意見を集約し、それを促していくのが基本的な役割であろうと思っております。
 ただ、そうは言えども、各国の関心のある事項というのはもう出てきておりますので、宇宙でありますとか、環境問題でありますとかね、こういった各国共通の関心事項について、我々としても何らかの意思統一と言いますか、思いを持って臨んではいきたいというふうには思っております。
(問)何らかの、先走って恐縮ですが、文書的なものって出すんでしょうか。
(答)検討したいと思います。
(問)北方領土についてなんですけれども、先日から森喜朗さんですとか、あるいは鈴木宗男さんが二島返還をまず、というお話をされています。そういったアプローチの仕方、考え方は一つ示されていますけれども、それについてはどのように受け止めていらっしゃいますか。
(答)現在のところは何も考えておりません。四島の帰属を明らかにするというのが、政府の基本方針であります。
(問)今日から予算委員会、実質審議入りしますが、閣僚懇の方では総理や(官房)長官から何かお話はございましたでしょうか。
(答)いえ、特に言及はありませんでした。

(以上)