石原内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年7月4日

(平成29年7月4日(火) 10:22~10:25  於:官邸エントランスホール)

1.発言要旨

 閣議後の会見ですが、今日は閣議では特段御報告する案件はありません。
 私から御報告があります。TPPに関連いたしまして、皆様からお問合せのありました、首席交渉官会合ですけれども、フィックスできました。7月12日から14日までの3日間の日程で、箱根で会合をすることを、正式に各国との間でアグリーメントを得ることができました。
 11か国によるTPP早期発効に向けた方策の本格的検討が、この会合から具体的に始まることになります。引き続き、この場所で今回ホストをするのは初めてですので、我が国が主導して議論を推進させるよう、指示をしたところです。
 私ですが、本日から8日にかけて、フランスのパリ及び欧州議会のあるストラスブールに出張いたします。今回の出張で、我が国の経済財政政策や、世界の経済情勢等について、OECDのグリア事務総長や、欧州議会議員、フランス政府等要人と意見交換をして、日EUの議員会議のセッションにも参加をしてまいります。
 今回の出張によりまして、ちょうどそのEPA等々の渦中ですので、欧州議会の了承というものを取り付けることになりますので、欧州議会の主だった方と、一層関係強化を図ってまいりたいと思っています。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)2点ありまして、一つはすみません、都議会選挙の結果、ちょっと自民党、結構減らすという形になりましたが、その受け止めについて1点。
 もう1点が、日EU・EPA交渉、今正に佳境を迎えているというところですけれども、それへの期待と、今度TPP11に対しても影響を受けますが、その辺りをお聞かせください。
(答)前段の都議会選挙のことについては、幹事長並びに都連の会長も話されていますけれども、大変厳しい、これまでにない厳しい結果であったということで、謙虚に受け止めていかなければいけないと思います。おごり高ぶり、あるいは都民の皆様方との間に距離があったのではないかということを真摯に反省して、しっかりと政策を進めてまいりたいと。私の担当は経済財政政策ですので、その「骨太の方針」や、「未来投資戦略」等を着実に実施しまして、総理が申されているとおり、経済最優先の下、職務であります経済再生というものに万全を期してまいりたいと考えています。
 それと、そのEPAは正にこの最終局面で、今日の夜、岸田外務大臣も訪欧するというようなことも報道されていますけれども、最終的にその首脳会談で何とか合意をするという意味は非常に大きいのではないでしょうか。保護主義が台頭する中で、日本とEUが自由貿易を進めていくんだというメッセージを発することになると思いますので、うまく成就することを期待したいと思っています。

(以上)