石原内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年6月27日

(平成29年6月27日(火) 10:29~10:33  於:中央合同庁舎第8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

 閣議ですが、格段御報告する案件は、本日はありませんでした。質問主意書がたくさんあったということです。

2.質疑応答

(問)6月の日銀の決定会合の議事要旨が公開されました。大規模金融緩和の出口に向けた議論もあったようです。国会においても出口に向けた議論を始めるべきだという意見もあるようですが、大臣のお考えを教えてください。お願いいたします。
(答)分かって聞かれているとは思うのですけれども、金融政策は、やはり一義的には日銀に委ねるべきだというのが通説ですし、私もそのように考えています。
(問)今週金曜日は5回目のプレミアムフライデーですけれども、都議選の真っ最中でもあるのですが、大臣はどのようにお過ごしをされる予定ですか。
(答)5回目でしたか、早いですよね。私は、最初のときは銀座のイベントに参加させていただきました。2回目は地方自治体が取り組んでいる虎ノ門の新虎マーケットへ行かせていただきました。3回目がスポーツです。地域の町おこしになるということで横浜スタジアムへ行きました。前回は、誰も(手料理のメニューが何だったか)質問してくれませんでしたけれども、家庭で手料理をお客さんに振る舞いました。今回は5回目ですので、今度は皆様がびっくりするような企画を考えています。
(問)ちょっと所感を頂きたいのですけれども、タカタが昨日、民事再生法の適用申請ということで、製造業として最大規模という形での破綻になったのですけれども、サプライチェーンの下請けへの影響も含めて日本経済のマクロに対しても懸念されるかと思うのですけれども、これに対してのお考えをお願いします。
(答)負債総額が兆のオーダーらしいですから、製造業では最大です。私、実は記者時代に三光汽船の倒産というのを取材していまして、当時5,000億にならんとする感覚で、このようなことが起こるのかというような印象を強く持ったのですけれども。今度はいつかなるのではないかというようなことが巷間言われていました。それで、いざ実際に起こってみますと、大変大きいのは、国内でも六か所工場があると承知しています。そこで働いている方々もいますし、民事再生法が速やかに調整されて事業が再建するということが本当に従業員の方のことを考えると望ましいと考えています。また、多分、メーカーでありますので、そこに素材を出しているところといった、関連企業というものもあると思いますので、小規模事業者の皆様方の資金繰りですか、こういうものには万全を期していかなければならないということで、秘書官を通じて昨日、その辺はしっかりやってくださいというお願いは(関係省庁に)させていただいています。
 これからも、昨日今日ですが、どういう影響が出てくるのか、これはやはり注視していかなければならない大きな案件であると認識をしています。

(以上)