石原内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年3月31日

(平成29年3月31日(金) 8:56~9:00  於:中央合同庁舎第8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

 今日の閣議ですが、年度末ということもありまして、特に皆様に御報告する案件はありません。

2.質疑応答

(問)今日は2回目のプレミアムフライデーで、大臣は虎ノ門の「旅する新虎マーケット」に行かれると思うのですけども、そちらの方を訪れる目的と、今回特に年度末ということもあって、取組が難しいみたいな声も聞かれるのですけども、このプレミアムフライデーの取組を定着させて、消費の喚起につなげていくためには、どのようなことが大切だと考えていらっしゃいますでしょうか。
(答)今回はたまたま年度末と重なりましたけれども、これは働き方改革と同じように地道に長く取り組んでいくことが必要で、1回、2回、3回で私は結果が出るものではないと思います。
 長く仕事をするのが当然と皆様も思われていると思いますし、政治の世界も同じですけれども、そういうものを変えていくと。そういうことで全国においても、先月に引き続きまして、いつもとは少し違う豊かさみたいなものを体験できる企画がいろいろ出てきていることを楽しみにしています。
 そういう意味で、今日は地方・地域で起こっていくということが重要ですので、日本各地のモノ・コト自慢、そういうことで「旅する新虎マーケット」と。これは実はホストタウンで、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会のホストをやってくださるところが連合して、いろんなことをやっていらっしゃるということで、東京出身の私ですので、どのような具合か、また、三条市の市長とお話をすることにもなっていますので、またお話を聞かせていただこうと思っています。
(問)先日の29日にイギリスがEUからの離脱を通告したわけですけれども、そのイギリスのEU離脱の日本経済への影響とか、あるいは日本政府として何かやっていくことがあるのか、その辺りお考えがあれば、よろしくお願いいたします。
(答)これは何かの会見のときも話したと思うのですけれども、イギリスがおよそ1,000社、ドイツがおよそ1,800社、フランスがおよそ700社でしたか、この進出企業があって、特に金融と自動車がイギリスは重要なわけです。
 企業サイドのお話を聞きますと、どうなるのかということを不安に思われている企業が大変多いので、やはり政府としてもこれはしっかりと注視していって、それらの企業の企業活動に支障を来さないように、なるべくバックアップできるようなことを考えていかなければならないと思います。
 これは御承知のことだと思いますけれど、昨日、萩生田官房副長官の下でタスクフォースが開催されまして、その交渉ですね、いよいよ通知されて2年というふうに切れてあって、これは延ばせられると言いますけれども、そのEU方の態度も大変厳しそうですし、そういうことによる市場の動向の情報分析、収集、こういうことを官房を中心にやっていくことが肝要ではないかと思っています。
 私としても経済全般に対する影響について、十分注視してまいりたいと考えています。

(以上)