石原内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年3月23日

(平成29年3月23日(木) 17:46~17:49  於:中央合同庁舎第8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

 「月例経済報告等に関する関係閣僚会議」の概要につきまして、御報告をさせていただきます。
 景気の現状についての総括判断ですが、「一部に改善の遅れもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」として、先月から判断を据え置いています。先行きですが、雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もありまして緩やかに回復していくことが期待されます。ただし、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要があります。
 私からは報告は以上です。

2.質疑応答

(問)今回の中での個人消費について伺いたいのですけれども、今回の判断は上方修正という形になりましたが、一方で総括判断を上げられるほどの力強さはないというようなところで、所得の伸びに比べるとどうしてもやはり消費は遅れているというのはあるというところ、指摘があったかと思うのですけれども、ちょっとこういった形で言うと、なかなか総括判断を上げられるほどの力強い消費というのは難しくなってくるのかなと思うのですが、いかにして消費を上げていくというふうにお考えでしょうか。
(答)消費を上げるには、所得を増やす、そして、気分を明るくすると、そういうことに尽きる。各種政策の効果もありまして、上向いていくということは期待できるのではないかと認識しています。
(問)個人消費の部分で追加ですけれども、足下の物価がエネルギー価格の上昇とかで、上昇の兆しあるのですが、上向いていくことを期待されるというお話でしたけれども、そこの物価面はどう見ていらっしゃいますでしょうか。
(答)日銀の方で詳しく聞いていただきたいと思うのですけれども、天候の変動が意外に影響するのですが、本当にトレンドで見ますとやはりCPIは横ばいとなっています。日銀の政策変更はなされてないわけですから、これもやはり日銀の政策誘導に乗ることを期待しているということです。

(以上)