石原内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年1月6日

(平成29年1月6日(金) 10:46~10:49  於:中央合同庁舎第8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

 皆様、新年明けましておめでとうございます。
 初閣議が終わりましたので、会見を開かせていただきたいと思います。本年もよろしくお願い申し上げます。
 閣議ですが、特段、皆様方に御報告するような案件は今日はありません。

2.質疑応答

(問)早速、アメリカのトランプ次期大統領がツイッターでトヨタのメキシコ新工場の建設に関して批判をしました。アメリカの雇用を守るという名目で、名指しでの批判がついに日本企業にも及んだわけですけれども、大臣の御所見をお願いします。
(答)まだトランプ次期大統領は就任されておりませんので、御本人のツイッターである以上、ある意味では、次期政権の方針なのかもしれませんが、そういう段階で、予断をもって、政策、どういう意図があるかというようなことについてのコメントは、やはり私は差し控えるべきだと思います。1月20日、現地時間で大統領に就任されて、ステートメントが出ると思いますので、それをもって、いろいろ次期政権の政策というものをしっかりと見ていくということが正しい在り方ではないかと思っております。
(問)一つTPP関連でお願いしたいのですけれども、この度アメリカのUSTRの代表にライトハイザー元次席代表が決まったということと、通商関係ですと商務長官のロスさんであるとか、あと新設の国家通商会議のナバロさん、いずれも対中強硬派と言われて、保護主義が強まるのではないかと言われているのですが、TPP発効を目指す日本として、政府として、あるいは大臣として、今後どういう働きかけなりをされていかれるのか、よろしくお願いいたします。
(答)今、おっしゃられたとおり、名前の挙がっている方々というのは、どちらかと言えば、自由主義よりも保護主義的な、これまでの発言しか私もフォローしていませんけれども、色彩の強い方だと思いますが、これも議会で承認をされて、初めて決まるわけですので、次期トランプ政権の政策、あるいは方針、どういうものになるのだろうとかということを、今、この時点で話すようなときではないと思っています。
 TPPについてはもう御存じのとおり、これは決してアメリカにとってマイナスな話ではありません。その一方で、私もトランプ次期大統領のツイート等々はフォローしています。発言などはフォローしているのですけれども、ぶれてはいないで選挙期間中に言ったことをまたおっしゃられているということですので、注意をして見ていくということが必要なのではないかと思います。

(以上)