加藤内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成29年4月21日

(平成29年4月21日(金) 9:10~9:16  於:中央合同庁舎第8号館1階s101記者会見室)

1.発言要旨


 おはようございます。
 閣議での発言は特にございません。
 冒頭、お手元に資料をお配りしておりますが、今月はアダルトビデオ出演強要問題等の被害防止を図る集中月間としております。このAV出演強要問題に関し、来週26日水曜日、昭和女子大学との共催で、在学する女子大生約1,700名を対象に、「若年女性の性暴力被害の根絶を目指して」と題してシンポジウムを開催することにいたしました。
 このシンポジウムでは、被害者を支援するNPO法人ライトハウス代表の藤原志帆子さん、ユーチューバーのくるみんアロマさんに御参加いただき、同年代の若い女性の方が被害に遭っているこの問題について、女子大生の皆さんが、自分のこととして理解を深めていただく機会にしたいと考えており、私も国会等諸般の情勢が許せば出席をしたいと考えております。
 そして、シンポジウムの終了後、午後5時30分から、警察庁、警視庁とともに、渋谷駅周辺の街頭キャンペーンを行いたいと思います。渋谷駅ハチ公前広場で啓発街頭イベントを行った後、渋谷センター街をパレードする予定であります。
 続いて2件目でありますけれども、明後日4月23日14時から、砂防会館別館1階シェーンバッハ・サボーにおいて、家族会、救う会、拉致議連、知事の会、地方議会全国協議会主催による国民大集会が開催されることになっております。私も出席し、御挨拶を申し上げたいと思っております。
 国民大集会は、日本国民が心を一つにして、全ての拉致被害者の一日も早い救出に向けた強い意思を示す大事な機会であります。是非多くの方にも御出席、御参加いただきたいと思います。
 私の方からは以上であります。

2.質疑応答

(問)NHKの伏見と申します。
 今日から明後日の23日にかけて靖国神社で春の例大祭が開かれておりますが、大臣、かねてから春や秋の例大祭に合わせて参拝される機会もあったかと思うのですけども、今回の例大祭で参拝される御予定があるのかお聞かせいただければと思います。
(答)御質問は、私的に参拝をされるかどうかという御質問であれば、あくまでも私的な話でございますのでコメントは控えたいと思います。
(問)共同通信の水内と申します。
 昨日の財務省の財政制度等審議会の分科会で、児童手当の一定の所得以上の世帯に配る特例給付について、廃止も含めた見直しが提案されました。その浮いた財源で、子ども・子育て支援、保育所の整備等に充てるべきだとの考えもあるようですけども、それについての御見解を伺います。
(答)まず、そこで世帯合算で判断するという御議論もあったようでありますけれども、児童手当の所得制限、制度創設以来、世帯の中の主たる生計維持者の所得を基準とするということで運用されてきたとこでありまして、仮にその見直しを行う場合であれば、支給対象者の範囲や受給者への影響、さらに、多分ほかの制度もそういった事情を踏まえてやっておられるのだと思いますので、そういったことも含めて幅広く検討する必要があるのではないかなというふうに思います。
 また、特例給付については、年少扶養控除の廃止の影響を緩和するという目的で設けられたというふうに記憶をしております。いずれにしても、待機児童解消を始めとする子ども・子育て支援の充実を図るためには、当然財源が必要でありますから、その財源をどうするかということと同時に、今申し上げたそれぞれの経緯含めて検討していく必要があるのだろうと思います。

(以上)