加藤内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成29年3月17日

(平成29年3月17日(金) 8:51~8:55  於:中央合同庁舎第8号館1階s101記者会見室)

1.発言要旨


 おはようございます。
 閣議での発言、また、冒頭申し上げることは特にございません。

2.質疑応答

(問)NHKの伏見と申します。
 アダルトビデオへの出演強要を巡る問題についてお聞かせをいただきたいのですけれども、昨日、菅官房長官が記者会見の中で、来週にも関係省庁の局長級の連絡会議を開くというようなことをおっしゃいましたけれども、大臣の所管でも男女共同参画会議の専門調査会で、これまでこの問題について議論が進められてきたかと思うのですけれども、関係省庁の連絡会議の場で何をするのかというところと、あと具体的に施策、どういうふうに進めていきたいとお考えかということ、お聞かせください。
(答)女性に対して本人の意に反してアダルトビデオなどに出演を強要するということは、「第4次男女共同参画計画」においても、「女性に対する暴力」に当たる、重大な人権侵害と位置付けておりまして、男女共同参画会議の専門調査会においても、実態把握をするため、民間団体などからヒアリングを実施し、その現状と課題について、3月14日報告書が取りまとめられたわけであります。
 女性に対する暴力は、安倍内閣が進める女性活躍の前提となる、正に安全で安心な暮らしの基盤を揺るがす問題でありまして、政府挙げて、取締りの強化、相談体制の充実、教育・啓発の取組の強化に取り組んでいく必要があるということでございます。それらを踏まえて、官房長官から先般、関係省庁の局長級会議を設置するよう指示があったわけであります。
 特に年度当初の4月から、進学や就職等に伴って若い方々の生活環境が大きく変わる、東京に出てくるとか、そうした変化する時期でありますから、こうした被害に遭うリスクが高まることが予想されておりまして、新たな被害者を生まないための必要な広報・啓発に、そして取締りの強化、そして万一被害に遭われた場合の相談体制の充実、これらを直ちに行う必要があるというふうに考えておりまして、こうした一連の男女共同参画として担当しております私としても、関係省庁とも連携をして、すぐにやるべきもの、どういうものがあるのか、あるいは中期的なものもあるのだろうと思いますけれども、その辺の仕分けをしながら、早急にやるべきものはスピード感を持って取り組んでいきたいと思っております。
(問)朝日新聞の髙橋です。
 話題変わりまして、森友学園に関してなのですけれども、昨日、籠池理事長の方から、飽くまで籠池さんの発言なのですけれども、昭恵さんを通じて首相から100万円をもらいましたという発言があったという紹介が、予算委の理事からありました。
 一方で、首相側はですね、その事実を強く否定していますが、これについて大臣の受け止めがあればお聞かせください。
(答)いや、私からは特にこれに対してコメントする思いはありません。だから、そうしたことも踏まえて今、国会の方でどういう、これは決まったのですかね。ちょっと私は承知いませんけども、報道で見る限りは証人喚問という話が出ておりましたけれども、そういったことも含めて議論されているのではないかと思いますけれども。
(問)関連で朝日、髙橋です。
 正に今の御発言の部分なのですけれども、証人喚問は、当たり前ですが嘘をつけば罪に問われるという大変重い場であると思います。この証人喚問という手段で今回証言が求められる、この意義というのはどのようにお考えでしょうか。
(答)それは国会がお決めになられたか、なられるか、ちょっと私は承知しておりませんけれども、御判断される話なので、私の方からそれについてコメントするのは控えたいと思います。

(以上)