加藤内閣府特命担当大臣繰上げ閣議後記者会見要旨 平成28年8月8日

(平成28年8月8日(月) 11:16~11:23  於:中央合同庁舎第8号館1階s101記者会見室)

1.発言要旨


 閣議での発言、また、冒頭での発言は特にありません。

2.質疑応答

(問)NHKの伏見と申します。
 「働き方改革実現会議」につきまして、具体的なスケジュール等が決まっていたら教えていただきたいのですけれども、一部報道で来月中旬にも開くといったような記事がありましたので、もし決まっているのであれば教えていただきたいと思うのですが。
(答)実現会議について、就任のときの記者会見で申し上げたとおり、関係大臣と有識者からなる会議を立ち上げていくということでありますけれども、具体的な内容、具体的な人選、それからまた、時期についてはまだ確定的に申し上げる状況にはありませんけれども、できるだけ早く立ち上げて議論を進めていきたいと思います。
(問)別件になりますが、就職活動の時期についてお尋ねしたいと思います。今年といいますか2017年卒の卒業生については就職時期が2年連続変わることになりまして、今年については留学している人の影響とか、中小企業の採用はどうなのかとか、あるいは周知期間が短いんじゃないかというような指摘もあって、今年の就職活動は検証しましょうというような話で大学側とか企業側も取りあえずやってみましょうということでやったかと思うのですけれども、経団連が今年と同じスケジュールで来年もやろうというようなことで調整を進めているというような話がありますが、大臣としては就職活動の2018年卒の就職活動の時期についてどういうふうにお考えになっているかというところをお聞かせください。
(答)就職活動の時期については、昨年から後ろ倒しされましたが、それでいろいろと課題、問題が指摘されたということで、少し前倒しにして、面接開始を6月からにという変更をされて今年行われていたわけでありまして、今年の状況を踏まえてこれからどうするかという、確かそういう話になっていたというふうに記憶しております。
 まだ行われているところもあると思いますけれども、昨年末には、その年の就職採用活動の状況を踏まえながら、経済界、大学側、また政府側という形で議論させていただきましたが、最終的にはそういう中で来年のスケジュールというのでしょうか、対応の仕方について確定していくことになるというふうに思いますが、まだ現時点ではどういう形になっているかは承知しておりません。
(問)朝日新聞の池尻です。
 話はちょっと変わるのですけれども、天皇陛下が今日、お気持ちを表明される予定です。報道では生前退位の意向ではないかとされていますけれども、こうしたお気持ちが示された場合、政府としてどのような対応が必要だと考えられるのか、大臣のお考えを教えてください。
(答)いずれにしても、今日の午後にそうした形で陛下のお気持ちが表明されるということでありますから、まずそれをしっかりと聞かせていただきながら、政府においても必要な対応があれば、それを検討していくということになるのだろうと思いますけれども、まだそれがありませんから、先んじて申し上げるのは控えたいと思います。
(問)これまでも皇室典範の改正については、政府でも長い時間をかけて議論をされてきたと思うのですけれども、今回、どのようなお気持ちになるのかは分かりませんが、仮に生前退位として、皇室典範の議論というペースは早めていくことも考えていく必要というのはあるのでしょうか。
(答)今の議論の中身と、それからお言葉の表明があった以降の議論というのはどうなっていくのか、ちょっと私には想像できませんから何とも申し上げられませんけれども、ただ、いずれにしても、まずはお言葉を聞いた上でしっかり対応していくということになるのだろうと思います。
(問)(NHK 伏見)関連になりますけれども、お言葉を聞いた上で政府が対応するということについては、陛下の御発言自身が政治的な意味合いを含めて、あるいはどこまで具体的に言及されるかというところがあるかと思うのですけれども、速やかに政府が検討に入ることに対して慎重な立場の方もいらっしゃるかと思うのですけれども、そこも含めて大臣はどういうふうにお考えでしょうか。
(答)ですから、今、対応すると非常に簡素に言いましたが、その前に申し上げたように、中身を踏まえた上で対応を考えていくということになるのだろうと思っていますから、まだ、お言葉を聞いていない段階でこうだ、ああだというのは差し控えたいと思います。
(問)共同通信(原口)です。
 ちょっと確認ですけれども、対応を検討するの対応というのは、対応すべきでないということも含めて検討する。つまり政治的関与になってしまうので対応すべきでないというような、そういう意味合いも含めて、対応を検討するという広い捉え方でいいのでしょうか。
(答)ですから、一番最初に申し上げたように、聞いた上で、その上でいろんなことを考えていくということでありますから、今の段階で何かするとかしないとか、そういうことを、まだお言葉を聞いていない段階で申し上げる状況にはない。したがって、今の答えで言えば、そのお言葉があった上で、どういう対応をするのかしないのかを含めて、当然、中で議論はすることになるのだろうと思いますけれども、今の段階でどういう対応をするのだとか、対応は一切しないのだとか、確定的なことを申し上げるという状況にはないと思います。

(以上)