加藤内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成28年8月5日

(平成28年8月5日(金) 9:43~9:48  於:中央合同庁舎第8号館1階s101記者会見室)

1.発言要旨


 私の方からは閣議での発言、また、冒頭申し上げることは特にございません。

2.質疑応答

(問)日本経済新聞の三木です。
 働き方改革についてなのですけれども、加藤大臣は、就任時の記者会見で長時間労働の是正や同一労働同一賃金など、一億プランに沿って主要テーマを挙げられていましたが、今後、働き方改革実現会議の中で、脱時間給制度の対象者の拡大や解雇規制の緩和など、経済界が雇用の流動性を高めると主張しているような、そのほかのテーマは扱わないのでしょうか。改めて御見解を教えてください。
(答)まず、基本的には就任時の記者会見で申し上げましたけれども、そうした長時間労働の是正あるいは同一労働同一賃金、高齢者の就労、テレワークといったことについて、総理からの指示もございますので、そうしたことを中心に議論することになるのだろうというふうに思っております。
 ただ、まだ今の段階で具体的な中身を決めているわけではありませんから、それは入れないという意味で言うことはできないのだろうと思いますけれども、重ねてになりますが、冒頭申し上げたそうしたことを中心に議論をしていくことになるというふうに思います。
(問)もう一点ありまして、東京都の小池百合子知事が就任して、東京で率先して働き方改革や待機児童の解消を進めるというふうに主張されております。待機児童問題に関しては、保育士の待遇改善に向けて空き家の利用を積極的に進めるなどのアイデアを主張されていますが、働き方改革や一億総活躍を所管する大臣として、どのように国と東京都が連携していくのか、また、十分にこれから議論を深めていかなければならないとお考えの点はどこですか。
(答)今の待機児童を含めた件、あるいは働き方改革、さらには女性活躍など、幅広い分野について、これまでも東京都ともお話をさせていただいたことがございますので、新たな小池知事あるいは新たな体制の中でよく連携を図りながら、東京都だけではありませんけれども、それぞれの地域においてそうしたことがしっかりと進展していけるように、よく連携をとりたいというふうに思います。その中で東京都は待機児童においても、それから働くということにおいても、相当多くの人口があるわけですから、その辺も含めてよく連携をとっていきたいと思います。
(問)NHKの伏見と申します。
 自民党総裁任期の延長といいますか、制限を2期じゃなくするというような話についてお伺いしたいのですけれども、二階幹事長が、今年中に総裁任期を2期までとするような規定の在り方について、議論を進めて結論を得るべきだというようなお考えを示されていますけれども、加藤大臣は、2012年9月の安倍総裁誕生以来ずっと下支えといいますか、尽力をされてきたかと思うんですけれども、総裁任期延長の議論について早急に議論を進めるべきだというお考えなのか、そのあたりをお聞かせいただければと思います。
(答)総裁の任期延長に関して、党のことですから政府にいる私自身が申し上げる立場にはないのだろうというふうに思います。
 その上で今、報道では、二階幹事長がそういうことをおっしゃっておられるということでありますけれども、こういった党のことについては、幹事長を中心にいろいろと御議論されていくのだろうなというふうに思いますので、そういった議論を見守っていきたいと思います。
(問)政府としてのお立場を越えて、ずっと安倍政権を支えてきた者としては、そういった議論は歓迎すべきだというふうにお考えでしょうか。
(答)ここで第三次安倍第二次改造内閣が、スタートしたところでありますから、一日一日、一つ一つの仕事をしっかりこなしていくということが、私どもの仕事だと思っております。

(以上)