山本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年7月25日

(平成29年7月25日(火) 8:33~8:37  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 先ほど、第4回「文化庁移転協議会」を開催し、新・文化庁の組織体制の整備と本格移転に向けてを取りまとめました。主な内容ですが、新文化庁の組織体制を示すとともに、本格移転における京都本庁の組織体制の大枠、本格移転先の庁舎の場所を現京都府警察本部庁舎とすること。遅くとも、平成33年度中の本格移転を目指すことを決定いたしました。
 今回の取りまとめを踏まえ、今後は具体的な移行の段階に移りますが、文部科学大臣とも連携を密にしながら、地元の協力も得つつ、文化政策ニーズに応えることのできる新・文化庁の創設、そして京都への本格移転に向けて着実に進めていきたいと思っています。
 詳細は事務局にお問い合わせください。
 以上です。

2.質疑応答

(問)加計学園の審議についてですけれども、昨日、安倍総理が加計学園の獣医学部新設計画を把握したのが1月20日だという趣旨の答弁をされていましたけれども、それ以前に大臣の方から加計学園の意向と言いますか、意欲を示していることについて、総理と会話されたりしたというのはございますでしょうか。
(答)総理とこの件について一切会話したことはありません。それから、具体的なことを言うと、恐らく今日も参議院でいろいろな質問が出ると思いますから、その際にしっかり答えていきたいと思いますので、加計の話については、国会答弁が終わってから聞いていただければと思います。
 ただ、私が知ったのは、これはもう国会でも答弁しておりますが、9月7日に加計理事長が挨拶に来られまして、今後、今治市と一緒に提案を考えていくので、よろしくというような話があって、そのときに私は初めて知ったということです。
(問)関連で確認ですが、その総理の発言にあった1月20日に知ったという発言自体に違和感は感じないですか。
(答)だって、それは国会答弁でまたあるでしょうから、いろいろ。
(問)大臣、すみません、関連ですが、その施設の手続として、11月9日に諮問会議として総理大臣が最初に決定していると。にもかかわらず、加計学園が申請しているのを知らないというのは、これは制度上、あり得るんでしょうか。
(答)制度上、11月9日にやるのは獣医学部を新設するということを、制度として新設することを決めるということでありまして、具体的にどこにするとか、それから公募してとかというような話は全くその時点ではありません。
(問)加計学園の関連でお願いします。
 昨日の審議を見ましたけれども、パブリックコメントの中で平成30年度の開設は間に合わないというような意見があったということを大臣もお認めになられましたけれども、これについては、加計学園のみの、加計学園が選定されるに至った経緯について反映されなかったということなんでしょうか。
(答)いえ、全くそんなことはありません。もともとパブリックコメントをやるときに、30年度4月で決めて、パブリックコメントをやったわけです。パブリックコメントをやって、結果、12月17日に締めで出てましたけれども、約1,000件近くあって、そのうち75%ぐらいが慎重な意見ということでありましたけれども、その中で、幾つかの異議がありますけれども、開始時期のことについて言っているのは17件、その中で、私は詳しいことは知らなくて、戻ってからまた調べたんですけれども、特定の大学ではないとできないのではないかというような話が4件だけです。そういう状況でありまして、それは大勢ということではないというふうに思います。
 あとは国会でこれからやりますから、聞いてからにしてください。

(以上)