山本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年6月13日

(平成29年6月13日(火) 9:47~9:52  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 本日、3件報告事項があります。
 1件目です。明日、14日の水曜日に、地方創生カレッジ事業の今後の方針等について、有識者の方々に御議論いただくために、「地方創生人材育成のための推進会議」を開催いたします。
 地方創生カレッジは、地方創生に関する実践的な知識をeラーニング等で提供するものであります。昨年の12月の開講以来、自治体の方、地域経済を担う企業の方など、地方創生に志のある方々が幅広く受講されております。本会議に出席された有識者の方々の御意見をいただき、地方創生カレッジのさらなる内容の充実を図っていきたいと考えております。
 2点目であります。RESASを活用して、自らの地域を分析し、地域を元気にするような政策アイデアを募集する、「地方創生☆政策アイデア コンテスト」を、今年度も開催いたします。高校生・中学生以下の部と、大学生以上・一般の部の二つの部門に分け、9月上旬から10月下旬まで応募を受け付けます。地方予選と全国第1次審査を経て、12月中旬に最終審査会を開催する予定であります。
 本コンテストは、これまで2回開催し、多くの方からの御応募をいただきました。その中には、具体的な取組につながる提案も出てくるなど、正に自分たちの地域は自分たちで良くするという、自助の精神を育むきっかけになるものと思っております。
 今年度もたくさんの皆様に御応募いただき、コンテスト、ひいては地方創生を盛り上げていただければと、大いに期待しております。
 3点目であります。明後日、15日木曜日に、「プロフェッショナル人材戦略全国協議会」を開催いたします。
 先日、広島に出張した際に、あるIT企業を訪問しました。その企業では、トップレベルのIT人材の確保が課題でありましたが、プロフェッショナル人材事業を通じ、優秀な人材を3名も確保され、成果を上げたそうであります。私も実際にそのプロ人材の方々にお会いしてきましたが、大変すばらしい方々でありました。
 本事業は、全国で相談件数が1万4,000件以上、成約件数も1,360件に上るなど、順調に成果を上げております。全国協議会は、本事業の関係者が一堂に会する機会でありますので、皆さんも是非この機会に御来場いただきたいと思います。私も、国会等の都合がつけば出席し、関係者を激励したいと思っています。
 以上です。

2.質疑応答

(問)加計学園の問題についてお伺いしますけれども、内閣府のほうでも再調査すべきじゃないかというような声がありますけれども、改めてどういうふうにお考えでしょうか。
(答)内閣府のほうで再調査というのがどういう意味なのかよく分かりませんが、いろいろマスコミが言っているみたいですけれども。要するに、文書が存在するかどうかというのは文科省の話であって、内閣府でそんなことできるわけありません。それは文科省の調査を待つということしかないと思います。
 それから、事前にあのときに、総理の意向とかで、官邸の最高レベルの判断と、そういうことが言われたという話がありましたので、その点については既に調査をいたしまして、そういうことは全くないということの報告を、確認して報告を受けております。
(問)文科省のほうでもし文書が確認されたら、また改めて調査されるとか、そういう考えはお考えですか。
(答)そこは見てみないと何とも言えません。
(問)あと、天下りの全府省庁調査ですけれども、国会、今週の一応日曜日までということですけれども、いつごろ公表されるお考えですか。
(答)なるべく早くしたいと思って、今、努力しているところでありますが、最終調整がちょっと時間掛かっています。
(問)地方創生カレッジの活用状況と、あと今回、始められる目的というか、特にどの点を話し合うのかということを教えてください。
(答)地方創生カレッジは、去年の12月から始めまして、eラーニング等でやっているわけですが、多くの方々に受講していただいております。29年3月25日時点で、受講者数が3,491名、延べ受講者数は1万6,428人に上っています。ただ、科目等によってまだ問題もあるというような指摘もありますので、明日開催される会議では、有識者の方々から意見を伺って、内容の充実をどうしたらいいかということを検討していきたいと思います。
(問)加計学園に関しまして、文書の存在が仮に今後明らかになったとしたら、総理の意向という形で受けた藤原審議官が、直接総理から意向を受けたのか、それとも自分が忖度したのか、改めて調査をする必要が……
(答)そういうことを言ったことはないと言っているんですから、それはそういうことは全くないということを、事務局長から確認して、そういうことはないということを報告受けています。
(問)大臣が直接審議官から話を聞くという機会も、これから設けることはないということですか。
(答)いや、審議官から直接お話を聞いています。
(問)もう既に聞いているということですか。
(答)聞いています、はい。
(問)改めて聞く必要はないということですか。
(答)それ以上、どうしてまた改めて聞くんですか。何回聞いてもないと思いますからね。

(以上)