山本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成29年4月7日

(平成29年4月7日(金) 8:43~8:48  於:中央合同庁舎第8号館1階S106会見室)

1.発言要旨


 本日は2件報告事項があります。
 1件目は、本日4月7日から8日に福島県白河市、石川町、いわき市、南相馬市を視察いたします。それぞれの地域資源を生かした取組を視察する予定であります。
 2件目です。4月9日日曜日18時から、京都リーガロイヤルホテル京都において、文化庁、京都府、京都市及び京都商工会議所の4者共催で、文化庁の移転の先行的取組である文化庁地域文化創生本部の設置記念式典が行われることになり、松野文部科学大臣等とともに私も出席する予定であります。いずれも詳細は事務局にお問い合わせください。

2.質疑応答

(問)ちょっと先日も発表があったんですが、企業版ふるさと納税についてちょっと改めて御質問させてください。
 企業版ふるさと納税は制度開始から1年になると思うんですけれども、何かこれまでちょっとどのような成果があったのか、何か地方創生につながったような具体的な事例とか、あと、事業数などもちょっとこの場で教えていただければ、お願いします。
(答)ちょっと数字がありませんから、後で事務局に問い合わせていただきたいと思いますが、数は少し減っているというふうに認識しておりますが、まだまだ個人版のふるさと納税に比べるとよく知られていないというところもあるし、それから、経済的利益が全くありませんので、そういうところもありますが、しかし、同時に企業のブランドイメージを上げるということ、それから、地域の創生に取り組む意欲に対して応援しようという、そういう意味で着実な実績も上がってるというように理解しております。
 例えば、夕張ですね。夕張に対しては当初、ニトリさんが5億円、あれは5年間だったかな、それで5億円を出すというふうな話があって、それから、今度また別の企業がたしか3億円だったと思いますが出していただけるということで、夕張市が後始末だけではなくて、前向きの取組ができる、これは子育て支援とかに使われるというふうに聞いていますけれども、あるいはコンパクトシティを作ることに使われるというように聞いていますが、夕張にとっての重要な新しい財政資源になっているというようなことで、活用されているというように聞いています。
 そのほかも幾つか例がありましたが、ちょっと今、手元にはありませんので、事務局に聞いてもらえればと思います。
(問)福島出張の関係で確認なんですが、安倍首相も8日に福島に行くと思うんですけれども、合流する予定等はあるんでしょうか。
(答)ありません。すれ違いになるというふうに聞いています。
(問)ちょっと先日の火曜日なんですけれども、今村復興大臣の記者会見でちょっと記者に対してちょっと厳しい口調で言って、後に謝罪するということがありまして、それを受けてかなり野党側も辞任要求をしたり、一般の方も辞任を求める署名を提出されたりという動きもありますけれども、大臣はこの一連の流れをどのように受け止めていらっしゃるでしょうか。
(答)私はちょっとその状況について具体的によく知りませんので、コメントは差し控えたいと思います。
 いずれにしても、記者の質問等に対しては誠実にお答えするというのが基本だというふうに思っています。
(問)先程、9日に文化庁の先行移転組織の記念式典の方に出られるというお話がありましたけれども、この先行記念移転組織は今週からスタートしていると思いますが、ちょっと改めて今後その文化芸術による地方創生を進められていくと思うんですけれども、大臣の期待を教えてください。
(答)この文化庁の地域文化創生本部は、文化庁の先行移転の取組として、京都側、これは京都府、京都市、関西広域連合企業等が入るわけですが、その協力も得て、文化庁に期待される新たな政策ニーズに対応した事務・事業を、地元の知見やノウハウ等を生かしながら先行的に実施していくものであります。
 具体的な業務内容としては、文化に関する政策調査研究、国際文化交流等、それから、地域の幅広い文化芸術資源の活用による地方創生、経済活性化及び人材育成と、それから、文化財等を生かした広域文化観光及びまちづくりの推進や、これらに関するモデル開発等を実施していく予定と承知しております。
 地域文化創生本部の設置によりまして、地元京都の官民と連携した、文化による地方創生等の先行的な取組、さらには文化庁の本格移転の円滑な実施に向けた準備が着実に行われることを大いに期待しているものであります。
 まち・ひと・しごと創生担当大臣としても、今後とも文部科学大臣とも連携を密にしながら、文化庁の移転を着実に進めてまいりたいというふうに思っています。

(以上)