山本内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成29年1月10日

(平成29年1月10日(火) 10:30~10:33  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 おはようございます。本日は2件、御報告がございます。
 まず、先月9日の記者会見で御報告したとおり、本日10日火曜日に福岡、明後日12日木曜日に大阪、翌13日金曜日に東京にて、地方創生市町村長トップセミナーを開催いたします。
 これに加えて、北海道ではちょっと遠いということもありまして、北海道庁が是非やってくれということでありますので、北海道庁主催の形で2月11日に札幌でやります。北海道の方は東京に来てもいいし、北海道に来てもいい。
 多くの市町村から御応募いただいておりまして、各会場とも満席となっております。地方創生は正に本格的な事業展開に取り組む段階でありまして、是非セミナーでは、各市町村長に引き続き強いリーダーシップを発揮して、地方創生を進めていただきくために地方創生の鍵となる理念や、今後の進め方、ヒントとなる成功事例など、あるいはまた、その際のヒントになるRESAS(リーサス)の活用の仕方などを、私から直接働きかけたいと考えております。
 詳細については、まち・ひと・しごと創生本部事務局にお問い合わせください。
 2件目でありますが、まち・ひと・しごと創生総合戦略2016改訂版において、地方創生に関する金融機関の取組状況をモニタリングするとされていることを踏まえまして、今般、御手元のとおり、金融機関等の特徴的な取組事例を取りまとめたところであります。
 今年度は金融機関から寄せられた約1,300事例の中から、約170事例について詳細な情報を収集いたしまして、外部委員の審査を経て、34の特徴的な取組事例を選定したところであります。
 今回、選定した事例については、今後の更なる取組を期待して、明後日12日木曜日に私から表彰を行い、金融機関を勇気付けたいと考えております。
 なお、この特徴的な取組事例の詳細については、この後、事務方から説明させていただきます。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)一項目めに発表いただきましたトップセミナーの関係なんですが、RESAS(リーサス)の活用の仕方なども自ら大臣の言葉で御説明なさるということですが、もう少し詳しく、どういったところを特に伝えたいか、RESAS(リーサス)の活用の仕方はいろいろ、様々な方法があるかと思うんですが、特に伝えたいところがありましたらお話しいただければと思います。
(答)私は、地方創生というのは、地方の平均所得を上げることだと言っております。つまり、稼げるようにその地域がなってもらわないと、持続的になりません。そういうふうに言っているわけですが、どうしたらそういうことができるかということを考えなければならないわけですね。
 そのときに、最大の武器になるのがRESAS(リーサス)と思っておりまして、簡単に言えば、自分のところの生産物を外に売って儲けると。つまりは輸出ですね。輸出を多くして、輸入を少なくすれば、その地域は儲ける形になるわけですから、今度はよそからどれだけのものをその地域で輸入しているのかというようなことを見て、それをできるだけよそからもらうんじゃなくて、自分の地域で代替できるような形に作っていけば、おのずと輸出が増えて、輸入の方が減るという形で、その地域の稼ぎにつながるというように思いますが、そういうことをきっちり分析するためには、このRESAS(リーサス)が最大の武器になるというふうに思っておりまして、是非そういう形で活用してもらえればというふうに思っているところであります。

(以上)