山本内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成28年12月13日

(平成28年12月13日(火) 9:10~9:16  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 特に私からはありません。

2.質疑応答

(問)昨日の国家戦略特区諮問会議で、農業分野で専門知識を持つ外国人の受入れを決められて、あとゼロベース特区の検討も始められたかと思いますけれども、その2点について大臣の期待とか狙いを教えてください。
(答)農業分野における外国人材の活用というのは、もともとテーマになっておりまして、これを正式に来年の法律改正に盛り込むということが決まりました。
 これは技能実習生とは違って、一応の農業についての専門知識を持って、すぐに実践力のある人材ですけれども、そしてまた、一応、日本語の能力もそれなりにある人ということで、これからは具体的な法案の詰めと、そしてまた、手が挙がっているところが幾つかありますので、細かいことを詰めていくことになりますが、私は農業分野でも非常に人手不足の状況でありますから、そうした有能な外国の人材が来ていただいて、しっかりと日本の農業を支えていただくということは非常にすばらしいことだと大きな期待を持っているところであります。
 それから、もう一つ、ゼロベースというのはあまり好ましくないという議論が昨日の特区諮問会議で出まして、何か全く無法地帯みたいな印象を与えるので、この名前の言い方は変えようということになっておりますので、ちょっとまだどういうものになるか分かりませんが、いわゆる英語でレギュラトリー・サンドボックスというものでありますので、サンドボックスというのが良いかというような話もちょっと出ておりました。
 いずれにしても、ドローンとか無人走行自動車ですね。そういうものについて、いわゆる新しい未来技術のようなものについて、これを促進するためには、一定の地域を区切って、基本的には自由にやってもらうということによって技術革新を促進するということのほうが良いんじゃないかという議論でありまして、これはまだ法律とかいうことにまでは至っておりませんが、これからワーキンググループ等でしっかり議論してもらって、できるだけ方向性としてはそういうものを目指したいなと思っています。
 というのは、現状でこういうのをやろうとしても、実際、実証実験をやるにしてもものすごい手続が掛かり、時間も掛かって、関係機関も多いというようなことで、そんなことをやっていたらなかなか技術革新は出来ないということでありまして、そういう意味で、是非、未来技術を進めるためには、そうした取組のほうが良いのかなというふうに思っておりますので、しっかり議論してもらいたいなと思っております。
(問)間もなく国の総合戦略を改定すると思うんですけれども、大臣がアイデアを出されている全ての中央省庁にサテライトオフィスを作ってはどうかということがあったと思うんですが、検討状況はどのように今はなっていますでしょうか。
(答)私は是非進めたいということで検討してもらっているところでありますが、各省庁に意向を聞きまして、ちょっと省庁によってばらつきがあります。
 ある意味でテレワーク推進にも資するという点もありますので、そういう意味でテレワークを是非促進したいというようなところは前向きな反応ですが、その他の省庁では、例えば地方支分局もちゃんと持っていると、そういうことでその必要性等についてはっきりしないというような話もありまして、ちょっとすぐにというわけにはいきそうにないので、もう少し具体的に、どの省庁のどの分野だったらいけるかなというのを少し詰めて、試行的なところをやりながら、来年の夏ぐらいまでには何らかの結論を出したいなというような感じでやっていこうかなというふうに思っております。
(問)そうすると総合戦略への書き込みというのは、ちょっと今回は見送り。
(答)今回はちょっと難しいかもしれませんね。
 ただ、そういう検討はするというような色は出したいと思っていますけれども。

(以上)