山本内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成28年8月5日

(平成28年8月5日(金) 11:27~11:35  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 おはようございます。
 閣議において私からの発言はございませんでした。質問がございましたら、どうぞ。

2.質疑応答

(問)地方創生の関係で、交付金についてお伺いします。
 地方創生の交付金については、地方団体の関心も高いところで、大臣の会見録も注視されていることかと思いますが、今回の経済対策において、未来投資に向けた地方創生交付金を創設すると盛り込まれました。これが補正予算にも盛り込まれていくものと思いますが、その未来投資の地方創生交付金の予算の規模ですとか、補助率などの財政措置、また、ハード事業については、これまでの創生交付金についてはおおむね50%という要件がありましたが、この未来投資の創生交付金というのは、ハード事業の充当率も100%というような理解でよろしいのかどうか、お伺いしたいと思います。
(答)その点については今、補正予算の編成中でありまして、詰めているところであります。最終的な結論はまだ出ておりません。規模の話も、そうした条件の話も、もう少しお待ちいただきたいと思います。
 ただ、私どもは、従来の交付金がソフトを対象にしていたので、是非ハードの目的に使えるような交付金が欲しいと思っておりましたので、是非、そういう交付金を盛り込みたいというふうに考えております。
 私も、元々大臣になる前に、地方創生交付金の在り方について、ハードがなければ自治体は本当の事業というのは出来ないんじゃないかというような議論もしておりましたので、それが今回はそういう方向で出来るということになると思います。
 ただ、その詳細な中身については、今、詰めておりますので、もうちょっとお待ちいただきたいと思います。
(問)関連で、補正予算とあわせて、来年度の予算の概算要求も8月末に期限を迎えるわけですが、今年度の当初予算において新設された地方創生の推進交付金と、今回の補正予算に盛り込まれるであろう、ハード事業に充当出来る創生交付金との関係について、現段階でお伺い出来る範囲でお伺いしたいと思います。
(答)これもちょっとまだはっきり、今言えることが、出来ません。是非、本当に地方に役に立つように、在り方を工夫していきたいというふうに思っておりますし、規模もしっかり確保したいと思っています。
 ただ、まだ議論も途中でありまして、ここではっきりしたことは差し控えた方が、もう少しお待ちいただきたいと思います。
(問)先般、閣議決定した経済対策の地方創生の項目の中で、国家戦略特区の成果については、必要なものから全国展開を進めるという記載がありました。特区の内容としては、民泊とかいろいろあると思うんですけれど、その全国展開をしていく具体策として、何か想定されているものがあれば教えてください。
(答)特区で、これがすぐ全国展開出来るようになっていけば良いんですけれどね。今、具体的にこれというのが、ちょっとまだ詳しい話は聞いておりませんので、もう少し勉強してからお答えさせていただきたいと思います。
(問)ちょっと交付金に関連して、重ねてで恐縮なのですが、創生交付金について、地方団体の方から、一つはそのハードの要件とか、出来るだけ使い勝手の良い、自由度の高い交付金にしてほしいという要請が、かねてからあるわけなんですが、今回のハード事業について、一定の要件の緩和がされる見込みということなのですが、ただ、その地方創生の交付金について自由度を高めていきますと、地方交付税との関係で、一体どこが違うのかという議論が、財政当局との関係においてはあるかと思います。
 ここで大臣に、地方創生の交付金と、地方交付税の関係性について、何か御所見があればお伺いしたいと思います。
(答)要するに基本は、地方が、おっしゃったように使いやすければ使いやすいお金が来ることが一番良いので、地方創生と言っている以上は、最大限使いやすいような交付金にしなければいけないと思っております。
 ただ、交付税の方は、恐らくそういうこととは別に、やっぱり地方財政全体の中でこれをどう支援するかという観点から考えられるわけでありますので、ちょっと観点が違うというふうに私は思います。
 そういう意味で、こちらの方の交付金については、ハードも含めてやる、あるいは、出来るだけ地方にとって非常に使い勝手が良いというようなものにしていきたいと思っております。
 なお、地方公共団体、先ほどは岐阜県の古田知事から電話がありましたが、知事会の地方創生委員長をやっておられているということでありましたので、近いうちにお会いして、そうした地方からのいろいろな要望をしっかりとお聞きして、それを踏まえたものに、出来るだけしていきたいなと思っております。

(以上)