松本内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成29年6月9日

(平成29年6月9日(金) 9:02~9:06  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 1点、「消費者白書」について申し上げます。
 本日の閣議において、「消費者白書」を閣議決定いたしました。今回は、「若者の消費」を特集テーマとし、未来の担い手である若者に焦点を当てました。
 具体的には、現代の若者には、消費行動が堅実で慎重な傾向や、スマートフォンが生活に浸透し消費行動に影響している傾向が見られること、また、進学や就職など生活環境が変わる時期に特有のトラブルやSNSをきっかけとしたトラブルが生じていること、などが示されています。
 消費者庁では、高校生向け消費者教育教材「社会への扉」を作成したところです。全国の高校でこれを活用した授業を行うことをはじめとした消費者教育・啓発活動の促進など、白書で明らかになったことを踏まえ、若者を対象とした消費者政策に取り組んでまいります。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)共同通信の渡辺と申します。
 天皇陛下の退位を実現する特例法案が今日の参院本会議で可決、成立する見込みですが、閣僚としての御所感をお願いいたします。
(答)お尋ねの法案については、本日、参議院本会議で採決が行われるものと承知をしております。天皇陛下の御退位に関わる重要な法律であり、成立後は、政府において退位の時期の検討など環境整備を進めていく必要があると認識をしております。
(問)西日本新聞の湯之前です。
 福岡県で、母子3人を殺害したとして、現職の県警の警察官が逮捕されました。県民の命を守る職責の警察官が殺人という凶悪事件の被疑者として逮捕されたことの国家公安委員長としての受け止めと、今後の指導について、お願いします。
(答)法を執行する立場の警察官がこのような容疑で逮捕されることは、あってはならないことであり、極めて遺憾と存じます。お亡くなりになられた方の御冥福を心からお祈り申し上げ、福岡県警察におきましては、捜査を尽くし、明らかになった事実関係に即して厳正に対処するものと認識をしております。
(問)共同通信の渡辺と申します。
 話題変わり、加計学園についてなのですが、加計学園の獣医学部新設をめぐりまして、総理の意向などと記された文書について、政権内で再調査論が浮上しました。改めて、加計問題の受け止めと、再調査の是非について、お聞かせ願います。
(答)この件に関しましては、お答えをする立場にはございませんで、コメントは差し控えさせていただきたいと存じます。

(以上)