松本内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成28年11月29日

(平成28年11月29日(火) 10:21~10:27  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 2点申し上げます。
 一つ目は、本日、鳥インフルエンザ関係閣僚会議を開催し、青森県及び新潟県で発生した鳥インフルエンザについての対応を確認いたしました。
 まず、消費者及び食品安全担当大臣として申し上げます。鳥インフルエンザに感染した鳥の肉や卵を食べることにより、人に感染する可能性はないと考えております。国民の皆様に安心していただけるよう、状況を注視しつつ、正確・迅速な情報提供に万全を期してまいりたいと存じます。
 国家公安委員会委員長として、警察の対応について申し上げます。警察では、防疫措置実施地域において、警察官の感染対策を実施した上、必要に応じて、警戒活動、周辺における交通規制を実施することとしております。
 また、警察庁では地域課長を長とする「警察庁対策室」を設置し、各都道府県警察に対し、関連情報の収集、防疫措置の支援、交通規制等の諸対策の実施を指示しております。
 総理指示を踏まえまして、鳥インフルエンザの感染拡大防止のため、関係省庁と連携し、必要な対策を実施してまいります。
 いま一つは、12月1日に洗濯表示が変わる件についてでございます。家庭用品品質表示法で表示が義務付けられている洗濯表示が、12月1日から新しい洗濯記号に変わります。
 新しい洗濯記号では、記号の種類が22種類から41種類に増えます。きめ細やかな情報が提供できるようになることから、洗濯によって衣類等が縮む又は色落ちするなどの洗濯のトラブルの減少が期待できます。
 新しい洗濯表示が消費者の皆様に御活用いただけるよう、消費者庁のみならず、経済産業省、地方自治体、あるいは関係事業者、事業者団体とも連携して普及活動に努めてきておりますが、これからも引き続き広報活動を行ってまいります。
 本件の詳細は消費者庁の担当課にお尋ねいただきたいと思います。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)時事通信の新部と申します。
 災害救助法をめぐる都道府県と政令市の関係で、役割分担についてお尋ねします。大臣は昨日、全国知事会議で、国と自治体の協議、調整の場を設けるというお考えを示されたかと思います。この場における論点と、政令市長会側が求めている権限委譲について、どのようなお考えをお持ちか。あとは、今後のスケジュールを教えてください。
(答)この検討会における論点についてでございますが、災害救助の実施体制をはじめ、円滑な実施を図るための課題について、検討・調整する場として、昨日、全国都道府県知事会議において、参加の要請をさせていただいたところでございます。
 具体的な論点は、今後、関係者と調整していく予定となります。法改正の見通しなどにつきましては、政府としては、結論ありきではなく、この場を通じまして、災害救助の事務が円滑に行われるという観点から十分に検討してまいりたいと思います。
 今後のスケジュールですが、検討・調整の場については、関係者と調整の上、年内に開催することを目指しております。
 以上でございます。
(問)読売新聞、後藤と申します。
 今朝の一部報道なのですけれども、ミサイルの領土・領海への落下に備えた国民保護訓練を年度内に行うという報道があったのですけれども、防災行政無線などを使った住民の避難の訓練などというのは、今お考えはございますでしょうか。
(答)当方では承知をしておりません。

(以上)