石原内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成28年6月21日

(平成28年6月21日(火) 10:32~10:37  於:中央合同庁舎8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

 私からは特にありません。

2.質疑応答

(問)明日参議院選挙が公示になりますが、アベノミクスをめぐって与野党から様々な評価・意見が出ていますけれども、大臣御自身がアベノミクスの成果、あるいは課題があるとすれば、どういうところが残っていると見ていらっしゃいますか。
(答)アベノミクスというのは金融政策、財政政策、そして成長戦略、構造改革です。この三本の矢によってデフレではない状況をつくり出してきたというのが成果だと思っています。その中でも名目GDPもリーマン以前の503兆円を記録することができました。30兆円増えたわけです。実質でいっても13兆円増えました。雇用についても有効求人倍率が1.34倍と、24年ぶりの数字です。全ての都道府県で1を上回ったというのも昭和38年に統計がとられてから初めてということです。所得についても2%ずつ3年連続で上がっている。これが4巡目、5巡目とつながっていかなければならないと絶えず話をさせていただいています。
 私は大臣になる前は、自民党の中小企業調査会長でしたけれども、間違いなく中小企業の景況感は改善していますし、倒産件数が2012年に比べても3割減少している。国・地方の税収というものも消費税率引上げ分を除いても13兆円増えてきています。間違いなく経済は好循環に入りつつある。
 しかし、道半ばであるということは事実だと思っています。簡単に言うと、それが今の日本の現状なのではないかという気がします。
(問)民進党の選挙公約でマイナス金利撤回というのが掲げられているのですけれども、与党としては、マイナス金利は大賛成という理解でよろしいでしょうか。
(答)日銀の金融政策について、直接コメントすることは差し控えますけれども、政府・日銀は一体であり、日銀が適切に判断していくものだと承知しています。
(問)東京都知事選挙が近くなってきましたけれども、蓮舫さんが出馬しない意向であると伝えられていますが、適切な人材を自民党の方はどのように考えていらっしゃるのか。また、大臣自身を推す声が与党内にあるようですが、大臣御自身、東京都連会長御自身のお考えはどうでしょうか。
(答)行政府の人間としてはコメントする立場にはないと思います。自民党の東京都連会長としてお話をさせていただくならば、今回は、「出たい、出たい」という人よりも、この混乱を一日でも早く収拾していただける方を、責任を持って選んでいきたいと考えています。私のことについては光栄です。
(問)東京都連会長という立場でということになるとは思いますけれども、2年半の舛添都政を振り返られたときに、大臣としてどうのように評価されるかというのをお伺いします。
(答)都政ですので、行政府の人間が、一都道府県の知事の行政評価というものは差し控えさせていただきたいと思います。

(以上)