石原内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成28年4月8日

(平成28年4月8日(金) 8:38~8:40  於:官邸エントランスホール)

1.発言要旨

今日の閣議で、私の方から御報告する案件はありませんでした。

2.質疑応答

(問)TPPの特別委員会で西川委員長が出す予定の本に関して、野党側は政府が主張する守秘義務違反に当たるのではないかと主張していますが、これに対する大臣の見解と、併せて円高が今急速に進んでいますが、日本経済に与える影響についてどのようにお考えかお願いいたします。
(答)まず、初めの御質問ですが、昨日も委員会で取り上げられていましたが、委員長自身もそのことについて何もコメントしていませんし、出版された本があるわけではありませんので、これ以上確認しようがない、コメントすることがないというのが正直な感想です。
 2点目の円高についてですが、荒い動きになっていると思います。この荒い動きを起こさせるような日本経済の大きな変動があったかというと、そういうものはなくて、所得環境あるいは雇用環境の改善は続いていますし、3年連続でベースアップも行われ、今回は中小企業が大手企業を上回るようなベースアップもある。経済の良好な状態は続いているわけですから、投機筋等、様々なもののいろいろな動きに対して、政府として注視していかなければならないと思っています。
(問)西川委員長の件に関してですが、委員長に対する追及で円滑な審議が進まないというのは極めて異例だと思うのですが、この現状についてはどのようにお考えでしょうか。
(答)昨日の委員会は1回も止まっていませんし、円滑に審議が進んだと思います。

(以上)