河野内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成28年3月29日

(平成28年3月29日(火) 8:22~8:26  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 おはようございます。私からは3件でございます。
 今日、持ち回り開催した行政改革推進会議で取りまとめた資料をお配りしていると思います。来年度の行政事業レビューでの実効性を向上させるために、政務三役に対して外部有識者が直接事業レビューの結果を講評申し上げるというものが含まれております。
 さらに、レビューシートでやたら先の成果目標が記載されているものもありましたが、そういうものについては、中間的な目標を設定してもらうなどしております。事業レビューについて、実効性をしっかり上げていきたいと思っておりますし、また、一者応札が横行しているものについては、重点的に取り組んでまいりたいと思っております。
 それから、4月1日から内閣府、内閣官房のスリム化、それから、国家行政組織法の改正で、「児童の性的搾取等に係る対策に関する業務の基本方針について」というのが決定されて、児童の性的搾取等に係る対策について4月から国家公安委員会が総合調整を担うことになりました。関係府省の連携会議等を開催して、しっかり取り組んでまいりたいと思っております。
 児童買春、児童ポルノ、若い世代の心身に著しい悪影響を及ぼすものでございますので、国家公安委員会としては、しっかりとこの撲滅に取り組んでまいりたいと思っております。
 それから、今日の閣議で、東北地方太平洋沖地震緊急災害対策本部の現地対策本部の廃止を決定いたしました。もう既に復興の段階に入っていること、復興庁及び復興局が被災地の支援体制を整えているというようなこともございますので、この現地本部は必要なくなりましたので、廃止をすることといたします。政府としては、復興に向けて更にしっかりと取り組んでまいりたいと思います。
 私の方からは以上です。

2.質疑応答

(問)まず、幹事社の日本テレビから1点質問させていただきます。
 日曜日に朝霞で行方不明になっていた中学生の少女が保護、発見されることがありました。普通に自宅近くで突然さらわれてしまって、2年にもわたって監禁されていたという事案ですが、これについて大臣の御所見をお願いします。
(答)昨日の未明に被疑者も発見されたということでございますので、この2年間何がどうなっていたのか、まず捜査で全容をしっかり解明していきたいと思っております。分からないことがまだまだたくさんありますので、しっかりと捜査してもらいたいと思っております。
(問)朝日新聞です。
 今の関連で、一部御両親の支援者から、初動捜査が十分尽くされたのかなと、適正だったのかという声が一部上がっているそうなのですが、その点は把握されていますでしょうか。
(答)そういう声があるということは存じておりますが、どういう状況だったのかということを含め、まず捜査で全容の解明をするというのが先だと思いますので、まず全容解明をした後で、何か問題があったかどうかという検証はその後行っていきたいと思います。

(以上)