河野内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年11月6日

(平成27年11月6日(金) 10:38~10:47  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。今日は私から結構たくさんございます。五つかな。
 まず、今日の閣議後の閣僚懇で、秋のレビューについて閣僚の皆様の御協力をお呼びかけをさせていただきました。発言要旨は配付をさせていただいていると思います。
 それから、それぞれのテーマごとの参考人の今日の時点での一覧表をお配りさせていただいていると思います。まだ若干変更があるかもしれませんが、一応今日の時点で大体こんな感じという御了解をいただいている方のリストでございます。一部変更があり得ます。お許しをいただきたいと思います。
 それからもう一つ、今度は閣議案件で、平成25年12月に公布されました「消費者の財産的被害の集団的な回復のための民事の裁判手続の特例に関する法律」、消費者の例の集団訴権というやつの施行日を28年10月1日と決める政令等の閣議決定をやらせていただきました。少額だったり泣き寝入りが多かった消費者の財産的被害の回復というのを可能にし、活力のある公正な競争ができるようになるのではないかと期待をしたいと思います。内閣府令、ガイドラインその他、近く公表予定でございますので、制度の周知をしっかりやっていきたいというふうに思っております。
 3点目も周知したいところでございますが、今日、ポスターを2種類貼らせていただきましたけれども、7月から消費者ホットラインの番号を「188」にさせていただきました。不安なこと、困ったことがあったら遠慮なく「188」にかけてくださいということで、今までの長い通常番号から3桁の番号にした結果、それまでと比べて、1カ月の相談件数が約2倍に増えております。ところが、先般の内閣府の世論調査の結果を見ると、「188」を認知していらっしゃる方がわずか6.4%しかないということでございますので、しっかりと周知をしないといかんなということで、「188」「いやや!泣き寝入り」と覚えていただきたいと思います。何で関西弁なんだというと、本当は「いやよ」にしたいところなんですけれども、「184」は非通知に番号をするやつで取られておりまして、残っているやつで一番ごろのいいのが「188(いやや!)」ということで関西弁になりましたが、そこはお許しをいただきたいというふうに思います。
 それから四つ目が、明日、明後日、沖縄で開催されます名護の万国津梁館、昔のサミットで使ったやつですね。サイバーセキュリティに関する国際会議に出席をしてまいります。この会議では、サイバーコネクション、サイバークライム、サイバーセキュリティという、俗にサイバー3と言われているやつの現状や将来の世界経済に対する影響などについて、政府あるいは各層の有識者が世界から集まっていただいて議論をするということで、これはもともと山本一太国務大臣がいろいろと御尽力をされて、ワールドエコノミックフォーラムなどとも協力して沖縄でこの会議を開くということが決まり、後任の山口俊一大臣が御努力をされ、実際に開会するときには島尻担当大臣ということになったわけでございますが、私も明日の夕方にサイバー空間の脅威への対処という基調講演をやらせていただくことになっております。
 それから、私から最後にもう一件、これは内閣人事局のほうの担当でございますが、今日の3時半から首相官邸におきまして、ワークライフバランスの職場表彰を行わせていただきたいと思っております。これは、7月、8月のゆう活の間に「ワークライフバランス推進強化月間」というのをやっておりましたが、このワークライフバランスの推進に資する特に優秀な取組をやった国家公務員の職場ごとの表彰をやるもので、今回が第1回でございます。11の役所から40件の応募がありまして、ペーパーレスの推進など業務の改善に優れた5件を私から、スケジュールの見える化など職場環境の改善に優れた5件を萩生田内閣人事局長からそれぞれ表彰をさせていただきます。
 詳細は、内閣人事局にお問い合わせをいただきたいと思いますが、3時半から表彰を行いますので、奮ってお出かけをいただきたいと思います。
 私のほうからは以上でございます。

2.質疑応答

(問)時事通信の上田でございます。
 この秋のレビューに参加する有識者なんですけれども、見ると、学者とか弁護士の先生ばかりで、何かそういう文化人とかもうちょっと柔らかい感じの人がいないのかなという印象を受けるんですけど、そういった方が入っていない理由というのは。
(答)余り柔らかい必要はないかなと、重複の排除とか効果が出ているかどうかというところを見たいと思っていますので。例えば、文科省の義務教育、学力に関する予算のところなんかは、そういう方面で名を挙げていらっしゃる方にお願いをいたしましたし、なるべくきちっとした議論ができる方ということでお声がけをさせていただきましたので、特に有名人に来てもらって云々ということは余り考えておりません。中には、宇宙ステーションの関係で実際に行かれた星出さんにお声をかけさせていただいて来ていただけることになりましたが、特に柔らかい必要は余りないかなということでございます。
(問)読売新聞、後藤と申します。
 星出さんなんですけれども、国際宇宙ステーションに長期滞在された御経験のある方だと思うんですけれども、この方はどういうお立場でお出になるのか。例えば、日本がもうちょっと長く宇宙ステーションにかかわっていくべきだとか、もうこの辺で日本は撤退するべきだとか、どういうお立場なのか。
(答)事前にどういう立場で話をしてくださいということは特にあれしておりません。宇宙ステーションについて議論をしますので、やっぱりそれは宇宙ステーションに滞在経験のある方の御意見というのは貴重だろうというふうに思いましたのでお招きをしておりますので、御自身の経験でいろいろとおっしゃっていただけたらというふうに思っております。

(以上)