加藤内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成28年6月17日

(平成28年6月17日(金) 8:52~8:57  於:中央合同庁舎第8号館1階s101記者会見室)

1.発言要旨


 一つ、障害者権利委員会委員選挙について、石川氏が当選をされました。
 既に外務省から公表がございましたけれども、「第9回障害者権利条約締約国会議」において、国連の「障害者権利委員会」の委員選挙が行われ、内閣府障害者政策委員会の委員長を務めていただいております石川准氏が我が国の候補として初めて当選をされました。
 石川さん御自身も障害当事者でありますけれども、障害学や障害者の支援機器開発に幅広い知見を有しておられ、平成24年以降においては障害者政策委員会の委員長として、我が国の障害者施策の発展に多大なる御尽力を頂いているところであります。
 障害者分野の第一人者である石川氏の当選に向け、内閣府においても委員選挙が行われた「締約国会議」に障害者施策の責任者である政策統括官を派遣し、我が国の代表として各締約国に向けた演説を行うなど、我が国のプレゼンスの向上に向けて、外務省に積極的な協力を行ってきたところでございます。
 石川氏が日本人初の快挙となる障害者権利委員会委員への当選を果たしたことは、大変喜ばしいことであると思います。今後は、国内に加え、世界の障害のある方のために、その素晴らしい手腕を発揮していただけることを期待しております。
 私の方からは以上です。

2.質疑応答

(問)NHKの伏見と申します。
 東京都知事の問題といいますか、選挙に関連してお聞かせいただきたいのですが、舛添都知事が政治資金などを巡る問題で辞職することになりまして、2代続けて政治資金などを巡る問題で知事が交代するというような事態になったかと思うのですけども、参議院選挙の影響も懸念される中で、大臣としては次の東京都知事にはどういった方がふさわしいというふうにお考えになっているかというところをお聞かせください。
(答)まず、こうして2代続けて任期途中で辞職をされるという事態は、大変残念なことだというふうに思います。その上で、次の知事選の候補者に関しては、自民党の東京都連などが中心になって、都民の声等々を踏まえながら検討されていくというふうに思います。
 いずれにしても、東京都というのは非常に大きい、人口的にも大きいし、経済的にも大きい、また我が国の全体に対しても大変大きな位置を占める自治体でありますから、そのリーダーシップを握られる知事にふさわしい方がしっかりと選ばれていくことを期待しております。
(問)追加になりますが、どういった資質をお持ちの方がふさわしいとお思いというところがあれば教えていただければ。
(答)私ども政府が云々する話ではありませんので、今、申し上げたように、都の都政を担うということについて、今、様々な課題もあるわけでありますから、そういった課題を踏まえて、都政をしっかりと運営していただける、またその中でリーダーシップを発揮していただける、そういう方が選ばれていくものと期待をしております。
(問)(産経新聞・桑原記者)関連ですけれども、今、ポスト舛添の候補として蓮舫さんであるとか小池さんとか、女性の名前も挙がっていますけれども、男女共同参画の担当の大臣として、女性の候補者というのはどのように見ていらっしゃいますか。
(答)正に候補を選ぶときに、女性であるからどうだ、男性であるからどうだということではなく、先ほど申し上げたふさわしい方が選ばれていくという姿がいいのではないかなというふうに思います。
 別に今、女性候補が出ることを否定しているわけではなくて、そういった観点からも、それも含めて議論というか、どういう候補者がいいかということについて検討がなされていくのではないでしょうか。

(以上)