加藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成28年1月22日

(平成28年1月22日(金) 9:50~9:55  於:中央合同庁舎第8号館1階S101記者会見室)

1.発言要旨


 私の方から閣議での発言及び冒頭御報告すべきことは特にございません。

2.質疑応答

(問)共同通信の原口です。
 甘利大臣の件なのですけれども、週刊誌報道をきっかけに、国会でも追及、昨日強くされました。今朝の閣議や閣僚懇で、まず甘利さんから発言があったか教えていただきたいのと、大臣の受け止めもお願いできますでしょうか。
(答)閣議ないし閣僚懇における状況は官房長官から発言することになっているので、私から直接発言するのは控えたいと思います。
(問)(共同通信・原口記者)大臣のこの件に関する所感をお願いできませんでしょうか。
(答)国会でも甘利大臣から、調査をして報告をするということをおっしゃっておられたので、それに沿って対応されるものと思います。
(問)(共同通信・原口記者)すいません、もう一つだけ。
 野党側から、甘利大臣が政治責任を取って辞任するべきではないかという声も上がっております。
 甘利さんの進退についてはどうお考えでしょうか。
(答)いずれにしても、まず御本人が調査をして国会に報告をされるということでありますから、まずその対応をされるのだろうというふうに思います。
(問)朝日新聞の池尻です。
 株価なのですけれども、今年に入ってずっと下落の傾向が続いていて、今日少し値を上げているのですけれども、株安の傾向は続いていて、あと円高も続いています。
 強い経済を目指すアベノミクスにとって、こうした経済の動きというのはどのような影響を与えると考えられるのかという点と、またあと、日銀の追加緩和の必要性についてはどのようにお考えになられるのか教えてください。
(答)株価は御承知のように、年初来からかなり激しい動きをしているところであります。何でそうなっているかとか、それについてはコメントすべき立場ではないと思いますけれども、ただ、いずれにしても、今の日本経済そのものを見る限りは、賃金の引上げ等々の流れもあり、企業における内部留保も、あるいは企業の利益も確実に出てきているわけでありますから、その基本的な基調自体には今のところ、昨日も月例経済報告でありましたけれども、これまでの認識を変えるような状況には至っていないというふうに思います。
 それから、日銀でありますけども、株価というよりは、2%の物価目標に向けて政策をされていくということで、政府とも3年前ぐらいでしたかね、その方向性について認識を一致しているわけでありまして、あと具体的にそれをどうやっておやりになるかは、日銀総裁並びに日本銀行がお考えになることだろうというふうに思いますので、日銀総裁もおっしゃっているように、正に適宜適切に対応されていかれるんだろうなと、こう思います。
(問)NHKの伏見と申します。
 北朝鮮の核実験を受けた国連での制裁の決議についてなのですが、当初、核実験後、速やかに対応するのではないかという見通しもあった中で、実験から2週間余りが経って、今まだその決議がなかなか決まっていない状況、大臣としてどういうふうに受け止めていらっしゃるかお聞かせいただければと思います。
(答)今回の北朝鮮の核実験、我が国の安全保障に対する重大な脅威であるという認識でありまして、こうした北朝鮮の行為に対しては今までどおりというわけにはいかないということを明確に示していく必要があるということで、今、安全保障理事会でも実効的な措置が盛り込まれるべく、それぞれの関係国の間で今議論が詰まっているということだと思っております。
 もちろんスピード感というのも大事であると思いますけども、しかし、今申し上げたように、実効的な措置が盛り込まれるということが非常に大事だと思っておりますので、鋭意そういう方向で、日本も非常任理事国のメンバーでもありますので、積極的にそれぞれの国と協議を進めていると、こういうふうに聞いております。

(以上)