加藤内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成27年11月17日

(平成27年11月17日(火) 10:29~10:34  於:中央合同庁舎第8号館1階S101会見室)

1.発言要旨


 おはようございます。
 私の方から特に御報告すべきことはございません。

2.質疑応答

(問)朝日新聞の池尻と申します。
 昨日発表された7~9のGDPは2期連続でマイナスという結果だったのですけれども、設備投資などが弱いとされているのですが、名目GDP600兆円に向けて、昨日の会議でも与党側から景気対策の必要性などが指摘されているのですが、緊急対策では第2、第3の矢が中心になるとは思うのですけれども、第1の矢について大臣のお考えを教えてください。
(答)基本的に第1の矢につきましては、広い意味では一億総活躍という中のパッケージに入りますけれども、主として経済財政諮問会議で議論していただいてきているわけでありますので、今回のこうしたGDPの数字も見ながら、甘利大臣そして経済財政諮問会議、そこでの議論というのを見ながら、最終的には取りまとめに向けていきたいと思っています。
(問)(朝日新聞・池尻記者)もう一点、別のちょっと質問になるのですけれども、国連の潘基文事務総長が北朝鮮を訪問するという報道が出ています。
 先日、国連の人権担当のポールセンさんも来日していらっしゃいましたけれども、大臣としては今回の事務総長の訪朝についてどのようにお受け止めになっているのか教えてください。
(答)潘基文国連事務総長が平壌を訪問するという報道は承知をしていますが、官房長官も記者会見で言われておられるように、国連自体が事務総長の今後の計画について現時点でコメントすることはないという立場でありますので、我々としてそれに対してそれ以上申し上げることはありません。
 ただ、いずれにしても、この間ポールセン事務所長ともお話をさせていただきました。また、今、国連総会の決議をEUと一緒に提出して、それに向けての賛同を取るべく努力もさせていただいております。そうした国連を中心に国際社会との連携というのはしっかりやっていきたい。そういう中で一日も早い拉致被害者の方の帰国、その実現に向けていきたいと、こう思っています。
(問)NHKの伏見と申します。
 先ほどの1つ目の質問に重なるのですけども、月内に取りまとめる緊急対策にも、第1の矢については盛り込むというような認識でいいのかというのが1点と。あともう一点は、すいません、補正予算についても安倍総理、昨日の内政懇で言及されていますが、国民会議などを通じて第2、第3の矢の分野についても相当たくさんの提案が出てきているかと思います。財源の確保が問題になっていくかとは思うのですけれども、大臣として補正予算の規模はどのぐらいが適切とお考えかというところがあったら教えていただければと思います。
(答)まず、先ほど申し上げましたけれども、この11月の末に一億総活躍としてまとめる緊急対策には、もちろん第1の矢であるGDP600兆を含むということは当然だというふうに思っております。
 ただ、その議論は、先ほど申し上げたように経済財政諮問会議、あるいは大臣でいえば甘利大臣のところを中心に御議論いただいているということであります。
 それから、2点目の補正の規模でありますけれども、これはもう補正予算そのものは財務省の方で規模全体は御議論されていると思いますけれども、私どもとしてはまずこの取りまとめの中で、補正でやるべきものがしっかりと実行できるものを確保していきたいというふうに思っております。
 ただ、今回の緊急に取りまとめるこの施策の中には、全てが補正予算ということではないわけでありまして、一定のターム、時間の中で取り組むべきもの、例えば予算は要らないけれども、法制度が必要なものというものを通常国会等での御議論をできればお願いをしたいというようなものも含めて、この対策の中には盛り込んでいくことになるのだろうと、こう思っています。

(以上)