第19回総合科学技術・イノベーション会議

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第19回総合科学技術・イノベーション会議の様子
写真2
第19回総合科学技術・イノベーション会議の様子
写真3
発言する安倍総理
写真4
梶田教授によるプレゼンテーションの様子

 平成28年5月13日、総理大臣官邸において、第19回総合科学技術・イノベーション会議を開催しました。
 会議では、「科学技術イノベーション総合戦略2016の策定」及び「ヒト受精胚へのゲノム編集技術を用いる研究」について議論が行われ、その後、ノーベル物理学賞を受賞した東京大学の梶田隆章教授から「最近の科学技術の動向『科学技術イノベーションを巡る課題~ニュートリノ研究を通して思うこと~』」をテーマに説明が行われました。
 最後に、安倍総理から、次のとおり御発言がありました。
 「梶田先生のノーベル物理学賞の受賞について、改めて心からお喜び申し上げます。おめでとうございました。
 先生の御業績により、素粒子研究は大きく進展し、宇宙の謎の解明にまた一歩近づきました。今回の受賞は、2002年にノーベル物理学賞を受賞した小柴先生、観測施設『スーパーカミオカンデ』の建設に御尽力された戸塚先生を含め、研究者のリレーの中で生まれた成果といえます。
 今後とも基礎研究への支援を進め、先生の後に続いて、世界に飛躍できる人材の育成に取り組んでまいります。
 本日、『科学技術イノベーション総合戦略2016』を取りまとめることができました。この内容を骨太方針や日本再興戦略に反映させるとともに、基本計画に掲げた投資目標の実現に向けて必要な予算を確保し、科学技術イノベーション政策を強力に推進してまいります。
 Society 5.0の実現の鍵となる人工知能の利活用については、総合科学技術・イノベーション会議を始め関係会議が産学官の協力の下で一体的に取り組んでまいります。」