島尻内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成28年6月14日

(平成28年6月14日(火) 9:08~9:13  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 私から冒頭3件、お話をいたします。
 今月2日の経済財政諮問会議で私と石原大臣から提案いたしました「経済社会・科学技術イノベーション活性化委員会」を、9日付けで、CSTI(総合科学技術・イノベーション会議)と諮問会議の下の合同調査会として正式に設置いたしました。その構成員として、経団連の榊原定征会長ほか5名を内定いたしました。後刻、プレスの皆様に配布させていただきます。いずれの方も、経済社会と科学技術イノベーションの双方の分野に精通して、産業界あるいは学界のリーダーとしても活躍されておりまして、本委員会にふさわしい皆様であると思っています。今後、科学技術イノベーションの活性化や、その前提となる制度改革、実効性あるPDCAの確立、イノベーションによる歳出効率化などを検討いたしまして、「科学技術イノベーション総合戦略」や「骨太の方針」につなげてまいります。第1回会合は今月中に開催する予定でございます。詳しくは内閣府の科技部局にお問合せをお願いします。
 それから、先週8日に初回の会合を開催いたしました沖縄振興審議会の会長・専門委員の会合につきまして、明日15日午後4時半から、私も出席した上で、第2回会合を開催いたします。今回は、新たな試みといたしまして、テレビ会議システムを使用いたしまして、東京の会議室と沖縄の会議室を結んで議論することといたしております。私も、沖縄在住の専門委員の方々とともに、沖縄において参加したいと思っています。前回会合では、専門委員の皆様から大変有意義な御意見を頂きました。今回の会合では、観光や物流・ITなどの産業振興や科学技術振興などの、分野別の沖縄振興策の実施と、現状を踏まえまして御議論いただくことになります。今回の会合におきましても、専門委員の皆様から引き続き忌憚のない御意見を頂きまして、幅広い課題について有意義な御議論を賜りたいと考えております。
 最後です。那覇の都市圏を中心といたしました全国有数の交通渋滞を解消するために、沖縄県中南部の西海岸を縦断いたします沖縄西海岸道路の一部である浦添北道路や、臨港道路の浦添線の整備を進めてきておりまして、これらの道路について、浦添市の松本市長を始め、中南部圏域の方々から、早期に開通してほしい旨の要請を頂いてまいりました。これを受けまして、沖縄担当の大臣といたしましても、国土交通省に働きかけていたところでございますが、今般、両道路について、平成29年度中に開通する見通しとなりました。この道路の開通によりまして、那覇空港、那覇港へのアクセスが向上し、観光振興に貢献するとともに、商業施設や観光施設の集積する西海岸地域の活性化が期待されるところです。今後とも、効果的な社会資本整備を進めて、着実に沖縄振興に取り組んでいきたいと思います。詳細は沖縄振興局にお問合せをお願いいたします。
 私からはまず以上です。

2.質疑応答

(問)大臣、来週の日曜日なんですけれども、19日に県民大会が開催予定かと思うんですが、大臣の出席の検討状況についてお伺いしたいんですけれども。
(答)自民党県連としては、出席いたしません。
(問)先ほど、振興審議会の専門家会合の中で、テレビ会議をするということだったんですけれども、これ、相手はどなた。委員の方がテレビ会議に参加するという。
(答)そうです。
(問)沖縄にいらっしゃる方が。
(答)(沖縄にいらっしゃる方は、)沖縄で。沖縄と東京と大阪と、大阪は1人ですよね。大阪からも出席していただくということです。
(問)これ、今回そういうような形にする狙いとか意義とかというのはどういった。
(答)それぞれの委員の皆様もお忙しい皆様ではあるのですけれども、私としては、会議は是非持ちたいという思いがありまして、IT担当でもありますし、そういったものを駆使して、しっかりと会議は開くということです。
(問)この形式は常態、今後。
(答)必要に応じて、できると思います。

(以上)