島尻内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成28年4月22日

(平成28年4月22日(金) 8:45~8:49  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 まず、本日22日金曜日午後から24日にかけて、沖縄を訪問いたします。
 まず、「クールジャパン官民連携プラットフォーム」の協力により開催いたします「沖縄の未来とエンターテインメントの役割」をテーマとしたシンポジウムなどに、クールジャパン担当大臣として出席いたします。このシンポジウムは、沖縄県全域・全県民と一緒に作り上げる一大イベント「沖縄国際映画祭」の一環として開催するものです。詳細は、内閣府知財事務局の方にお問合せください。また、23日には、うるま市におきまして、直轄事業として整備されました中城湾港新港地区の東ふ頭岸壁の暫定供用開始の歓迎式に参加いたします。詳細は、内閣府沖縄振興局にお問合せいただければと思います。熊本の地震に政府として全力で対応している状況でございますが、こうした時期だからこそ、私に与えられた一つ一つの仕事をしっかりと務めていきたいと思っております。
 続きまして、本日午後1時から、CSTI(総合科学技術・イノベーション会議)の生命倫理専門調査会を開催いたします。ここでは、ヒト受精胚に対してゲノム編集技術を用いる研究について、中間まとめに向けた最終議論を行う予定でございます。この中間まとめは、本日の専門調査会での議論を踏まえて固まりますが、次の2点が議論のポイントとなります。1点目は、極論すれば「デザイナーベビー」ですが、ゲノム編集技術を適用したヒト受精胚の臨床利用について、現時点では容認できないとの立場を明確に示すことです。2点目は、不妊治療、それから先天性難病の治療に資する知見が得られる可能性もあることから、基礎的研究が容認される場合があるというのを整理し、今後、研究者や国民の議論、関係研究の動向を見ながら検討を深めるという方針を示すということでございます。なお、本日の専門調査会は公開で行いますので、御関心の向きについては、内閣府科技部局までお問合せいただきたいと思います。
 もう一つです。後刻になりますが、プレスリリースを配布いたしますが、この度、内閣府、東京都、それから関係企業の間で、「都心と臨海副都心とを結ぶ次世代都市交通システムに係る協力に関する覚書」を取り交わしましたので、お知らせいたします。このシステムは、内閣府SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)のプログラムで開発中でありますが、自動走行技術を公共バスに応用したものでございます。これについても、詳細については内閣府科技部局にお問合せいただければと思います。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)生命倫理専門調査会なんですが、中間まとめを受けて、国の指針の変更や作成というのを指示される予定はありますか。
(答)いや、まずはこの「中間まとめ」をまとめていくということが目的でございます。

(以上)