島尻内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成28年3月22日

(平成28年3月22日(火) 8:32~8:37  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 私の方から、冒頭2件、お話をさせていただきます。
 まず、沖縄出張についてでございます。先週末、3月19日から20日、慶良間諸島と本島北部を訪問いたしまして、離島振興や北部地域の振興の現場を視察しました。まず、19日土曜日に渡嘉敷村と座間味村を訪問し、沖縄振興一括交付金事業の現場などを視察いたしました。離島におきましても、一括交付金が観光や福祉など幅広い分野に活用され、地域の振興に大きく寄与していることを実感いたしました。さらに、20日日曜日には、東村、国頭村、大宜味村、今帰仁村を訪問いたしまして、北部振興事業費や沖縄振興一括交付金を活用した観光事業などの現場を視察いたしました。こうした事業を通じて、観光客の誘致などが進み、北部地域全体の発展につながっていくことを期待しております。引き続き、沖縄担当大臣として、関係者の皆様と連携しながら、離島や北部地域の振興を始め、沖縄振興にしっかり取り組んでいきたいと思っています。
 それから、もう1件でございます。本日、閣議後に「第4回すべての女性が輝く社会づくり本部」の会合が開催されました。本日の会合では、女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針の決定や、伊勢志摩サミットにおける女性アジェンダの推進状況について、関係閣僚からの報告がございました。私からは、「G7茨城・つくば科学技術大臣会合」において、女性閣僚5人を含む各国大臣との間で、女性の活躍拡大に向けて、特に、女性の研究者・技術者等が科学技術イノベーションを担う人材として、最大限に能力を発揮できる環境を整備していくことなどについて、伊勢志摩サミットにつながるよう議論する予定である旨を報告いたしました。
 私から、まず以上です。

2.質疑応答

(問)読売新聞の深谷と申します。
 先日、教科書検定で領土に関する記述がかなり増えましたけれども、そちらに関して、大臣として受止めをお伺いしたいんですが。
(答)文科省において、平成27年度の教科書検定の結果が発表されて、高等学校用の教科書の領土に関する記述の内容が大幅に増加したと聞いております。特に、従来から全社で記述のあった地理、政治経済に加えて、今回、現代社会及び日本史すべての教科書でも、北方領土、竹島、尖閣諸島について記述がなされたとのことでございます。新しい教科書が使用されることで、領土に関する正確な理解が浸透していくことを期待しています。
(問)毎日新聞の樋口です。
 明日にも、沖縄県と政府の協議、和解受入れ後初めての本格的な協議だと思いますけれども、改めてどういう日程になるかということと、どういう成果を期待されるか、その辺りをお聞かせください。
(答)この日程なのですけれども、国会の日程を見ながら調整していくということで、現段階においては、日程がまだ決まっていないと承知しています。引き続き、政府と沖縄県との間で調整がなされていくものだと考えています。
(問)日程は未定ということですが、中身については、どういった。
(答)中身についても、副知事と官房副長官の中で調整されると聞いていますので、現時点では具体的なところは、私は、耳にしておりません。

(以上)