島尻内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成28年3月18日

(平成28年3月18日(金) 9:16~9:25  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室)

1.発言要旨


 本日、冒頭二つ、沖縄出張と、それから宇宙開発利用大賞、この二つの件でございます。
 まず、沖縄出張です。本日18日夕方から沖縄入りいたします。今回は、慶良間諸島と本島北部を訪問いたしまして、離島振興や北部地域の振興の現場を視察する予定でございます。まず、明日19日土曜日、渡嘉敷村と座間味村を訪問し、沖縄振興一括交付金事業の現場などを視察いたします。さらに、20日日曜日には、本島北部の東村、国頭村、大宜味村、今帰仁村を訪問いたしまして、北部振興事業や沖縄振興一括交付金事業の現場を視察する予定です。
 もう1件、宇宙大賞でございます。3月22日に、第2回宇宙開発利用大賞の表彰式を開催いたします。宇宙開発利用大賞は、宇宙に関連した新産業・新サービスを創出する民間の取組を推進するため、好事例を表彰するものであります。この度、内閣総理大臣賞、それから内閣府特命担当大臣、宇宙政策の賞、その他七つの賞の受賞者を決定いたしましたので、その表彰式を行います。当日は、「宇宙」をキーワードに新産業・サービスの創出を目指す「スペース・ニューエコノミー創造ネットワーク」、S-NET(エスネット)といいますが、これの立ち上げ式も併せて開催いたします。詳細は、内閣府宇宙戦略室にお問合せいただきたいと思います。今日、皆様のお手元に一式お配りさせていただいていると思います。
 まず、私からは以上です。

2.質疑応答

(問)フジテレビ、和田でございます。
 今朝、北朝鮮がミサイルを打ち上げたようであります。宇宙政策、科学技術政策と全く縁がないというわけではありませんので、無理にそこに結び付けていただく必要はありませんが、一言コメントをお願いします。
(答)特に最近、北朝鮮のミサイル発射というニュースを、度々耳にするわけでありますけれども、我が国としては大変に遺憾ということでございまして、関係省庁には、きちんとこれを監視といいますか、国際連携の下でしっかりと見ていただきたいと思います。
(問)科学新聞の中村です。
 いよいよ4月1日から第5期科学技術基本計画が始まるわけですけれども、それで昨日、ちょうど専門調査会も開かれ、その前の有識者会合でも、今後の取組についていろんな議論があったかと思うんですけれども、大臣として、この第5期基本計画を進めるに当たって、どういうところが課題で、どういうふうにこれから対応されていきたいとお考えでしょうか。
(答)今回の第5期科学技術基本計画、今後5年間の指針が示されているわけですけれども、何といっても、我が国としての「Society5.0」ということを掲げておりまして、それを実際に実行する上で諸課題も見えているわけで、そこをしっかりと行っていかないといけないと思っています。その中で、最近よく話題に上るのが大学改革であり、それから、アカデミアと企業をどう連携をとっていくのか、そこでどうイノベーションを起こしていくのかというところが鍵だなと私も思っていまして、いろいろなところで議論はされていますけれども、そこをどのように問題解決しながら実際のイノベーションにつなげていくのかという、実施するということ、これが大事だと思います。
(問)朝日新聞の須藤といいます。
 宇宙に関連して、表彰式と併せてS-NETも発足するということなんですけれども、大臣としては、そのアウトプットとしてはどんなものを期待されているか、お願いしてもよろしいですか。
(答)今の科学技術の話もさせていただいておりますけれども、いろいろな分野の皆様のコラボレーションというのがすごく大事だと思っていまして、もちろん宇宙の新産業・サービスを目指していくS-NETの立ち上げというのも、私としても大変期待しているところです。アウトプット、そうですね、そういうこともあって、今回いろいろな宇宙開発利用大賞の表彰式があるわけですけれども、その中で、お手元にいろいろと、どんなエントリーがあって、どういう方が受賞しているのかということは、そこで見ていただければと思いますけれども、こういったことを契機に、「非宇宙」と呼ばれる領域からの活動参加者をもっと増やしていくということで、ビジネス面あるいは技術面でサポートができるような、そういう組織を目指して、成功事例を輩出していくということを、このS-NETとしては目指しているということであります。
(問)NHKの黒川と申します。
 今の国会で、大臣所管で出された、合わせて三つ、2種類の法案、宇宙と理研、いわゆる理研法案。これ、今どんな感じでしょうか、国会の審議の方は。
(答)一日も早い法案の成立を目指すということですね。いろいろと立て込んでいると聞いていますけれども、この三つに関しては期待も大きいと思っておりますので、私自身、そこは頑張って成立を目指していきたいと思います。
(問)共同通信の佐伯です。
 大臣の所管外で恐縮ですけれども、一部報道で、消費税の増税の延期を検討し始めたという報道があるんですけれども、大臣として、消費税増税の是非について、どのようにお考えでしょうか。
(答)議論がされるということは大事だと思っています。そこで、国民の皆様の、あるいは有権者の意識ということがそこに高まって、議論がされるということは大事だと思っています。

(以上)