島尻内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成28年2月9日

(平成28年2月9日(火) 9:00~9:10  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室)

1.発言要旨


 よろしくお願いします。
 私から、今日は冒頭2件、お話しさせていただきます。
 まず北方領土についてであります。一昨日、2月7日の「北方領土の日」に、日比谷公会堂におきまして、「北方領土返還要求全国大会」が開かれました。大会には、安倍総理や岸田外務大臣も出席され、私も担当大臣として出席いたしました。今回は、元島民の皆様、返還要求運動の関係者、国会議員、関係府省の職員等、例年よりも多い約1,700名が参加し、最後に大会アピールを決議して終了いたしました。 私も裾野の広い返還要求運動の推進に向けて、決意を新たにしたところでございます。関連でありますけれども、元島民の皆様の団体の千島、はぼ、ええっと、何だっけ、ええっと、「千島歯舞諸島居住者連盟」(千島連盟)の主催で、北方領土に関する知識をインターネットで確認する「北方領土ネット検定2016」が行われまして、多くのアクセスがあったと伺っております。既に検定は終了しておりますけれども、来週から千島連盟のホームページで、問題を閲覧できるということでございます。内閣府といたしましても、このような取組を積極的に支援していきたいと思います。今日、お手元にお配りしていると思いますけれども、北方領土ネット検定がありますので、皆様どうぞトライしてみて、これはもう終わったのですね、これから答え合わせだと聞いておりますけれども、一度見ていただければと思います。
 それからもう一つは、産総研の視察についてでございます。本日午後、東京都江東区にございます「国立研究開発法人産業技術総合研究所臨海副都心センター」の視察に参ります。
 今回の視察の主な目的は、「特定国立研究開発法人法案」の国会提出に先立ちまして、産総研における世界最高水準の研究状況を把握することでございます。視察後には、現地での取材・ぶら下がりを予定しております。詳細につきましては、事務方にお問合せいただきたいと思います。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)科学新聞の中村です。
 北方領土検定なんですけれども、大臣、この初級編の問題を実際やられて、どのぐらいの点数だったのでしょうか。
(答)すみません。それは恥ずかしくて言えないので、これからまた勉強したいと思います。
(問)あともう一つ、また別の話なのですけれども、G7科学技術大臣会合が、今度あるかと思うのですけれども、現在、テーマについては検討中だと思うのですけれども、例えば第五期(科学技術)基本計画では、サイバー社会とか、そういうのも進めるベースとしてのオープンサイエンスなんかが、もう重要なテーマになっているかと思うのですが、オープンサイエンスについて、G7の大臣会合で取り上げるような予定はあるのでしょうか。
(答)今、鋭意、その議題・項目については、調整してもらっています。おっしゃったように、オープンサイエンスに関しても、世界的に関心の高いところだということは、私自身も承知しておりますが、この調整を、鋭意行っているところでございますので、決定すれば、また御報告したいと思います。
(問)共同通信の佐伯です。
 大臣の直接の御所管ではないのですけれども、この前の日曜日に、北朝鮮のミサイル発射がありまして、日本に被害はなかったのですけれども、ミサイルの能力が向上しているという話もあります。これについて独自制裁も、今、総理の指示で検討されているのですけれども、今回のミサイル発射と、独自制裁の在り方について、閣僚のお一人として、どういうふうにお考えでしょうか。
(答)所管ではないということなので、直接的なコメントは控えたいと思っておりますが、この度、事あるごとに、沖縄の上を通過するということもございまして、直接、振興とは関連はしませんけれども、またその安全性を、沖縄の皆様の命、暮らしということは、守っていくということは、一国会議員としても、沖縄県選出の国会議員としても、しっかりと図っていかなければならないことだと思っています。
(問)北海道新聞の津田と申します。
 今の北方領土のネット検定なんですけれども、大臣、先ほど点数は恥ずかしくて言えないということだったのですけれども、実際にやられたというのは間違いないのでしょうか。
(答)いえ、このネット検定に関しては、確か3年、4年前だったと思いますけれども、こういったことを、この連盟の若手が行っているということは承知しておりまして、その時から是非こういったことは大変いいことだから、盛り上げていきたいということを、私自身としてもその頃から思っておりまして、それが続いてやられているということも、大変うれしく思った次第でありまして、今後もこういった取組は、御支援申し上げたいと思っております。
(問)では、この検定をやったのは、大臣になられてからではないということでしょうか。
(答)そうですね。かなり前にいろいろな話合いの中で、この北方領土ネット検定ということが持ち上がりまして、当時、山本一太大臣の下に一緒に行って、IT担当大臣でもあられたので、しっかりこういったことを一緒にやりましょうというお話をさせていただいたのを記憶しています。
(問)朝日新聞の上地です。
 今日、自民党の方で、参議院の比例選挙区の方に出馬される今井(絵理子)さんが出馬会見されるのですけれども、大臣として今後政策的に、また選挙運動的に、どういうところで一緒に連携していきたいとお考えでしょうか。
(答)今井さんの公認については、報道で承知しております。私もまだ御本人にもお会いしておりませんし、どういったお訴えを今後なさっていくのかということも、直接伺っていないので、何とも今、この時点では申し上げられませんけれども、この間もお話ししましたように、一女性議員としては、同じく女性が政治に参画していただけるというのは、大変歓迎したいと思います。

(以上)