山口内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年4月21日

(平成27年4月21日(火) 9:12~9:18  於:合同庁舎第8号館1階S103会見室)

1.発言要旨


 おはようございます。私の方からは今朝は特にありませんので、皆様の方からお願いいたしたいと思います。

2.質疑応答

(問)科学新聞の中村です。
 昨日、産業競争力会議の新陳代謝・イノベーションワーキンググループ、テーマ「IT」で行われたんですけれども、その中で、大臣がこの間おっしゃっていた法律に関連して三木谷社長(楽天株式会社)から、マイナンバーをITに活用して、例えば健康保険証とマイナンバーカードを一体化するとか、そういう提案も出されているんですけれども、大臣のこの間の利活用についての法律の視野とか視点というか、その中には、例えばマイナンバーと健康保険証の統合化とか、あるいは、マイナンバーとレセプトデータとの統合とか、そこら辺まで含めてお考えでしょうか。
(答)これはこれからの、省庁間のいろいろな協議にかかってくると思うのですが、以前、住基ネットの時も夢は大きかったのですけれども、いろいろ議論をする中で、段々あのようになっていったということで、それらもいい勉強になりましたので、それも含めて当然視野には入ってくると思うのですが、そこは慎重に進めていきたいと思います。
 三木谷さんの方と連動しているという話ではなくて、我々は我々で、あのような検討をずっと行ってきた中で、これは法律が必要だろうという判断で進めていきたいと思っています。
(問)琉球新報の仲村です。
 先日、沖縄の翁長知事と安倍総理大臣が会談をされているんですけれども、山口大臣も以前からいろいろ、政治家同士、お話しすることはいいことだろうとおっしゃっておりましたが、それについて、会談後どう思っていますか。
(答)以前から申し上げていますように、会ってお話をしてから物事が進んでいくわけですから、非常によかったと思っています。
 ただ、会ったからといって大きく事態が変化するという状況でもありませんので、これからは官房長官や、いろいろなそれぞれの責任ある立場の皆様方が対話を積み重ねていくということで、それと同時に、我々の方としても、西普天間住宅地区の問題もありますし、これからの振興策というのは事務方で、正にボトムアップで信頼関係を作っていくということも必要だと思いますので、そこはしっかり行っていきたい。私も機会があればまた沖縄にお邪魔して、いろいろと振興絡みのお話も聞かせていただいたり、あちこち見せていただければと思っています。
(問)共同通信の須江と申します。おはようございます。
 宇宙の関係で伺いたいんですけれども、昨日の宇宙政策委員会の小委員会で、JAXA(宇宙航空研究開発機構)から今後の宇宙科学に関する計画の説明がありまして、日本初の月への着陸機、SLIM(小型月実験機構想)もやりたいという話が出ました。客観的に見ますと、例えば中国やインドなどが最近、月、火星などについて、惑星については先行しておりまして、日本は「はやぶさ」もありますけれども、惑星の探査という面では若干遅れているという面も否めないかと思いますが、そういった探査や宇宙の科学、どのように進めていくべきか。改めてお考えをお聞かせください。
(答)この件については、今、JAXAにおいて計画を精査中と聞いていますが、これは元々宇宙基本計画を作るに当たって、いろいろな議論の中でも、お話のとおり、惑星探査のようなところがもう少し頑張った方がいいねということで議論としては出ていましたので、しっかり進めていくことができればいいのだろうと思っています。おっしゃるとおりに、「はやぶさ」や「はやぶさ2」など、ここは華々しく行っているのですが、うまくいっても4番目ですかね。これは、私としてはしっかり進めていくべきだろうと。ただ、今、精査中ですから、そこを踏まえて判断していきたいとは思っています。
 火星の方も、またそのうちここで出てくるだろうと思いますけれどね。
(問)火星も、いろいろ前向きに。じゃ、期待しています。
(答)はい。

(以上)