有村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年3月24日

(平成27年3月24日(火) 8:35~8:45  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 おはようございます。行政改革担当の大臣として報告をいたします。
 先ほどの閣議におきまして、「内閣の重要政策に関する総合調整等に関する機能の強化のための国家行政組織法等の一部を改正する法律案」を、閣議決定いたしました。
 この法律案は、内閣官房から内閣府に、また、内閣府から各省に、事務や組織を移管するとともに、各省においても内閣府と同様の総合調整を行えるようにするための措置を講ずるものであります。これによって、内閣官房及び内閣府が、政策の方向付けに専念し、個別の行政課題により精通した各省が中心となって政策を、より強力に、かつきめ細やかに推進できるようになり、国の行政組織が全体としてその機能を最大限に発揮できるようにすることが狙いです。今国会での成立に全力を尽くしたいと考えております。詳細につきましては、この後、事務方よりブリーフィングをさせていただきたいと考えております。
 二つ目の課題に入ります。公文書管理担当の大臣として御報告いたします。
 昨日23日、「国立公文書館の機能・施設の在り方等に関する調査検討会議」において、今年度の提言を取りまとめていただきました。具体的に、3点御報告します。
 憲法、日本国憲法そのものに代表される国の重要な歴史公文書を、過去から現在、未来に伝え、これからの国づくりへの国民の積極的参画を促すために国立公文書館は、公文書の保存・修繕というもとよりの機能は当然ですが、展示・学習機能に注力し強化すべきという御意見、また、二つ目に、立法・行政・司法の三権全ての公文書を保存・利用できるようにすべきという点、それから三つ目に、新たな国立公文書館は、首相官邸など国家の中枢エリアである国会議事堂周辺に立地し、公文書の重要性を象徴するナショナルモニュメント、その国を代表するような建物であるそういう施設であるべきなどの御提言をいただきました。今後、立法府を初めとする関係者に説明を行い、新たな国立公文書館の建設に向けて国民的理解を深めていただくよう、努力したいと考えております。今後、立法府を始めとする関係者に説明を行い、新たな国立公文書館の建設に向けて国民的理解を深めていただくよう、努力したいと考えております。
 また、来年度も調査検討会議を継続し、新たな公文書館の建設のコンセプトを始め、保存・修復や人材育成の機能、他の資料所蔵機関との連携や、官民連携の在り方など、幅広く、国立公文書館が果たすべき役割・機能について、議論を進めていただくようお願いしたいと思っております。詳細は、内閣府の公文書管理課にお問合せをいただければと思います。
 私の方からは以上です。

2.質疑応答

(問) それでは、私の方も1問あるのですが、ちょっと嫌われ役のような質問で、今日明日急がないので、急ぐ質問からやってもらいます。どうぞ。
 じゃ、時間がないのでよろしいですか。
 実は記者の取材でこれまで3回ほど、困ったなということがございまして、本来、大臣と別のお時間が取れれば、そんな場の方が適当かと思ったのですが、それがないものですから、この場をお借りします。これは大臣もお困りになるものではないかなと思いましたので。
 分かりやすいのは昨日の例を取りますと、私も出席させていただいた国立公文書館、これが16時から17時でオープンで取材ができるようにセットされておりました。それからその後17時から規制改革のブリーフがセットされておりました。分科会ですね。そうしたところ急遽16時半から、これも重要な雇用の規制改革のブリーフがセットを16時半からされました。
 ということは私は、1時間、国立公文書館の取材をいたしましたが、16時半からセットするということはどっちか取材を選べということであったので、私はそれだけは認められないということを申し上げて17時半になりました。ただ、実際に全部取材を私はしようと思ったのですが、国立公文書館がうまく終わったので、次の取材は隣だったので何とか間に合いました。ところが、17時半にセットし直された重要な雇用があったので、その前の17時から元々セットされていた創業の取材は、半分以下しか聞けずに出て、なおかつ雇用の頭を遅れたということで取材に支障を来すということが、昨日までに2回同じような例があって、そして今日も、そこまで大臣は細かく御存知ないと思うのですが、これも大臣が重視されている少子化の会合がオープンで9時からあるという中で、こんなものは事前ブリーフをやってしまえばいいような、先ほど御紹介のあった内閣府のスリム化ですね、このブリーフを9時半にセットする馬鹿がいたと、これも重なってしまうわけですよ。両方とも聞かなきゃいけない。大臣御自身も恐らく報じてもらうことがベターという中身ですから、これは稲田大臣の時には一度もそういうことはなかった。ですからスタッフが代わってしまったからそうなったのか、それ以外の原因があるのか、ちょっと事務方にお聞きいただいて、大臣が細かなことをされる必要は全くないです。大臣に実質的な責任があるということを言わんとしているわけでも全くないのですが、ちょっとこれはウイン・ウインでいくために改善をしていただいた方がよろしいかというお願いでございます。
(答) はい。分かりました。現実に即したコメントを、恐らくは皆様と共有の上での御提言だと思います。恐縮でございますが、今、和田さんにおっしゃっていただくまで、いつの時間にブリーフを行っているのかということは、どの案件についても私は詳細を把握しておりませんで、初めて伺いました。
 稲田大臣というお話が出ましたけれども、かばうつもりはないですが、どの部局も一生懸命やっているのですが、恐縮でございますが、稲田大臣がお務めだった行政改革、規制改革、国家公務員の方と、それから森大臣がお務めだった少子化の方、男女共同参画の方、また、女性活躍というのが新たに入っておりまして、それ以外にも公文書管理というようなこと、あるいは共生社会の部分がありますので、おのずから分野が広くて、それぞれの分野がそれぞれの時間帯をコーディネーションできずに、ここに一生懸命やっているという部分最適が起こっているのかと思います。
 そこは私の所管が広いので大変恐縮で、皆様にしわ寄せがいったとしたら申し訳なかったというふうに思いますが、一層連携をして同じ時間に、皆さん番記者の人員も限られているでしょうから、こちらも事前ブリーフの時間をコーディネートできるように努力したいというふうに思います。同時にブリーフィングは事前にやってくれた方がありがたいという、ここにいらっしゃる番記者の皆様からの率直なフィードバックを私にいただいて、できるだけ5分、10分の私のブリーフだけで終わることのないようにということで丁寧にブリーフを、官僚の皆さんからもしていただくようにという、そういうドライブもかけているので、そういう中で彼らも多分、一生懸命やらなきゃという思いが先走ってしまったのかなというふうに思いますので。
(問) 恐らく最低限申し上げられるのは、幾ら所掌が多くても連携のまずさと調整、この二つがあることは、原因として間違いないとは思います。
(答) 御指摘そのとおりだと思いますので、できるだけ多くのコーディネーションをするように、またスタッフに指示をしていきたいというふうに思います。
(問) 記者の方も結構あいている時間はありますので。
(答) 時間そのものは私は伺っておりませんので、現状を調べて改善するように、やっぱり御指摘いただいたように、ウイン・ウインあって国民の皆さんに伝わってこそというふうに思っておりますので、努力いたしてまいりたいというふうに思います。
(問) よろしくお願いします。
(答) ありがとうございます。御指摘ありがとうございます。よろしいですか。ありがとうございました。

(以上)