山谷内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年1月13日

(平成27年1月13日(火) 10:51~10:57  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨

 おはようございます。

 閣議関係からの私からの報告は特にございませんけれども、今週の土曜日、「阪神・淡路大震災20年追悼式典」に私も出席をしたいと考えております。当日はワルストロム国連事務総長特別代表(防災担当)もおいでですので、バイの会談をしてまいりたいと思います。日本の防災の取組、被害の最小化、そして防災ということを世界の主流として考えていく、そうしたリーダーシップをとっていくことを述べたいと思いますし、また3月に仙台で開かれる「国連防災世界会議」も間近になってまいりましたので、それの意見交換ということもしてまいりたいと思っております。

 以上です。

2.質疑応答

(問)NHKの川田です。
 拉致についてお伺いしたいんですけども、本日、飯塚代表とこれからお会いになられると思うんですけども、面会される理由と、そして御家族からもいち早い報告を求められていると思うんですが、御家族の思いをどのように拉致解決に結びつけていきたいかということをお伺いできたらと思います。
(答)まだ第1回の報告が北朝鮮から来ないということは非常に遺憾な状態だと思っております。昨年11月にも家族会(北朝鮮による拉致被害者家族連絡会)、そして救う会(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会)から、何も動かないのであれば、解除した制裁をもう一度再発動すべきではないか、あるいは強化すべきではないかと、とにかく拉致の被害者の救出に向けて事態が進展するようにしてほしいというお申し入れを受けました。この件に関しては総理とも私、御報告をし、意見交換をしておりますが、年を越えて今も動いていないということで、今日また申し入れがあると思います。そして解決のための意見交換をしていきたいと思っております。
(問)追加なんですけれども、今月に入って拉致の特別調査委員会を北朝鮮が立ち上げてからもう半年が経過したということですけれども、繰り返しになってしまうんですが、官房長官も調査の全体的な報告については1年をメドというようなことをおっしゃっていましたけれども、そのスケジュール感についてお伺いできたらと思うのと、あと御家族からは、最終的な報告の前に、第1回目の通報についても、前回もおっしゃった、期限を切るように申し入れがあると思うんですが、政府として第1回目の通報の期限のメドなどについても区切る考えがおありかどうかについてもお伺いできたらと思います。
(答)速やかに正直に1回目の報告をするようにということは常に日本政府が求めてきているところでありまして、そのために最も効果のある方法を不断に分析、検討しているところであります。この姿勢は全く変わりませんし、そのことも今日、家族会、救う会に説明していきたいと思っております。
(問)朝日新聞の久木です。
 土曜日の阪神・淡路大震災の20年式典に参加されるということですが、総理は恐らく外遊中で不在にされていると思うんですが、改めて、歴史に残る大きな震災の20年という節目で総理が御不在の中で、政府としてこの日をどのように迎えるかというのを改めて教えていただけますでしょうか。
(答)防災大臣としてしっかりと受け止めながら、被害の最小化、そして事前防災を図っていくという、この決意を強く発信していきたいと思います。そしてまた、様々な災害が日本の場合は襲ってくるというような状況にあるわけでございますので、世界のリーダーとして、力強く防災の主流化について努めていくということを発信していきたいと思っております。「鎮魂」は当然でありまして、本当に様々な皆様の痛みというのは何年たっても消えることはないと考えております。

(以上)