甘利内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年8月7日

(平成27年8月7日(金) 8:31~8:35  於:官邸エントランスホール)

1.発言要旨

 私からは特にありません。

2.質疑応答

(問)TPP閣僚会合について、月内の開催は難しそうですが、今後のスケジュール感と、もし今月中に開けないとしたら、その原因は何なのか、お願いします。
(答)物理的なスケジュールです。主要関係国の交渉官の足並みがそろう。そして交渉を開始する。問題点を閣僚に上げる。その指示を受けて再交渉をする。落ち着いたところで、見通しが立ってきたら、閣僚会合の日程を調整する。そういう段取りから考えていくと、残されている期間では、かなり厳しいということです。絶対だめということではありませんけれども、物理的な日程上、8月いっぱいを死守するというのは、黄色信号かなと思っております。
 閣僚会合を開催するまでに取るべき手順がありますから、それを丁寧に取っていって、最終的にこれならば閣僚会合を開いても合意に至るという確信が持てないと、なかなか次は開けませんから、そういう理由で、8月中に必ずというのは、なかなか厳しい日程かなと思っています。
(問)TPPから離れて恐縮ですが、靖国についてですけれども、お盆の期間中に靖国参拝をされる意思がおありかどうか、お聞かせ願えますでしょうか。
(答)予定はしておりません。ただ、この期間に参拝する、しないは別として、今日の日本の平和と繁栄は、多くの先人の犠牲の上に成り立っているものであるという、そういう思いは、後世日本の平和と繁栄を享受する者として、常に確認していなければならないものというふうには思っております。
(問)昨日、総理は広島の原爆記念式典の挨拶の中で、非核三原則について触れなかったのですけれども、これが若干、波紋を呼んでいるのですけれども、内閣の閣議決定で憲法解釈を変えられたので、それと同じように非核三原則も変えるのではないかというような懸念が、地元の方にあるようですが、その辺について大臣はどのようにお考えですか。
(答)安倍総理及び安倍内閣の核兵器廃絶に対する強い思いは、何ら変わるものではないというふうに思っております。その広島における総理の御挨拶の表現については、総理に伺っていただきたいと思います。

(以上)