甘利内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年4月7日

(平成27年4月7日(火) 8:21~8:26  於:合同庁舎8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

 私からは特にありません。

2.質疑応答

(問)昨日発表になった景気動向指数で、少し大きめの落ち込みがありました。年明けから企業部門で少し上向きの指標が出ていて、輸出も伸びていたところで、少し勢いがスピードダウンしたのかという印象を持つのですけれども、大臣の御所見をいただければと思います。
(答)これは前月差の数字です。1月がかなり上向きの数字が出ていましたから、若干その反動が鉱工業生産等で出ているのだと思います。基調としては回復基調に変わりはないと思います。
(問)AIIB(アジアインフラ投資銀行)ですが、3月末の期限は過ぎまして、主要国では日本とアメリカが参加しないという格好になっています。今後、中国主導の国際金融機関ということになるのですが、これにどのように対処していくお考えか、教えてもらえますか。
(答)アメリカと日本とでしっかり意思疎通をしていくことを前提に、新しい国際金融機関の課題、ガバナンスについて、何らかの方途が得られるのか。一部報道によれば、ERIA(東アジア・アセアン経済研究センター)を審査の際に使うというようなことがあります。これは日本が主導でつくった機関であり、東南アジアを中心に、経済開発のアドバイスをする、非常に大きな役割を現在担ってきておりますし、その知見もかなり評価されています。そことどう組むのかなど、不透明な部分を透明にするような方途があれば、それを日米等でどう捉えるかということになってくるのではないかと思います。現状ではまだ、従来のスタンスは変わっていないと思います。
(問)アメリカの議会はお休みに入っておりますけれども、その後、TPPについて進展等ありましたら教えていただけないでしょうか。
(答)イースター休暇明け、13日からの週に、TPPの妥結にとって、その前提要件となりますTPA(貿易促進権限)法案が、議会に対してどういう動きになってくるのか。それとあわせて、日米の事務レベル協議の再開をいつから行うのかということになってくるかと思います。
 事務レベル協議で、閣僚レベルの協議をする間合いまで話が煮詰まってきたという判断がなされれば、その時点で日米の閣僚会談が行われると思います。
(問)イースター休暇明けといいますか、来週になるまで、並行協議も含めて事務レベル協議はないと考えてよろしいのでしょうか。
(答)はい。イースター休暇明けまでは動きはないと思います。

(以上)