甘利内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年2月24日

(平成27年2月24日(火) 8:39~8:44  於:官邸エントランスホール)

1.発言要旨

 私からは特にありません。

2.質疑応答

(問)昨日、西川農林水産大臣が辞任ということになりました。これの受け止めと、TPP交渉などへの影響についてお願いします。
(答)西川大臣は、一緒にTPPに取り組んできたパートナーでありますし、非常によくやっていただきましたので、大変残念であります。後任の林大臣は、彼の前任者でありますし、TPPのスタートから私と取り組んできたパートナーですので、TPP交渉については、問題はないと思います。
(問)TPPに関連しては、昨日、23日にワシントンでフロマン米国通商代表が講演して、出口が視界に入っているような発言をしていました。現状の日米の進捗状況と、3月9日からCN(首席交渉官)会合がありますが、それについての見通しなど、お願いします。
(答)全体のスケジュールが若干押しているようでありますけれども、各国の政治日程との関係では、ぎりぎり間に合うスケジュールが組まれていくのではないかと思います。
 CN会合は3月に入って始まります。その後、最終的に12か国の大臣会合になるわけでありますが、CN会合の進捗と合わせて、日米の二国間で残されている課題の解決のスケジュールが決まってくるのではないかと思います。逆算していけば、そんなに時間は残されておりません。残されている問題の着地点を探りながら、交渉を進めていきたいと思います。
(問)TPPに関してですが、スケジュールが組まれているとおっしゃったのですけれども。
(答)組まれていく。
(問)ではこれからということですね。
(答)そうです。
(問)既に決まっているということでは。
(答)いいえ、そうではない。
(問)まずは、大江首席交渉官代理とカトラー米次席通商代表代行の事務折衝からという認識でよろしいしょうか。
(答)そうです。今、最終的に残っている課題について、日米間の共通認識を確認しています。この点についてはこういう認識でいいですね、この点についてはこういう課題が残されているということでいいですね、という最終的な課題解決に向けての論点整理をしております。それができましたら、日米の事務折衝が再開されると思います。
(問)ほぼCNと同時期ということでしょうか。
(答)そうです。そのあたりには、開催を何とかしていきたいと思っています。
(問)予算委員会で、閣僚席からのやじの話が話題になっているのですけれども、余りいいビヘイビアではないとも思うのですが、野党側の質問に対して閣僚がどのような姿勢で臨むかについて。
(答)とにかく品格のある委員会運営にしなければいけないというのは、そのとおりであります。ただ、民主党政権時代にも、閣僚から随分やじが飛びまして問題になりました。場内の議論を沸かせるような気の利いたやじが、許される範囲と思っています。全員、心して取り組んでいきたいと思います。
(問)閣僚会議、閣僚懇で、西川大臣のことについて何かお話は出ましたでしょうか。
(答)全く出ません。

(以上)