山口内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成26年12月19日

(平成26年12月19日(金) 10:23~10:29  於:合同庁舎第8号館1階S103会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。お疲れさまです。

 私の方からは2点ほどございまして、本日午後、私が議長となりまして、関係府省の幹部職員で構成されます科学技術イノベーション予算戦略会議を開催いたします。

 本日は平成27年度予算の編成に当たりまして、科学技術関係予算の充実確保を図るべく、各省から科学技術関係予算の調整状況を聞きまして、議論を行う予定にしております。

 また今後、本日の議論を踏まえまして、科学技術・イノベーション会議で、平成27年度科学技術関係予算の編成に向けた議論を行いまして、方針を取りまとめる予定にしております。

 予算の戦略会議は、総合科学技術・イノベーション会議が司令塔機能を発揮して、関係府省の緊密な連携を確保しつつ、イノベーション創出に向けた予算の重点化を図るという大変有効なツールですので、今後とも予算戦略会議を活用して、科学技術イノベーション政策をより実効性のあるものとして、我が国経済の再生を実現してまいりたいということでございます。

 もう一つが、12月20日土曜日に、徳島大学を視察したいと思っております。これは解散前に予定しておったのですが、解散で先送りになっておりましたが、徳島大学では糖尿病の研究、実は徳島県というのは、糖尿病の死亡率がワーストワンという記録がございます。その関連もありまして、正にこのテーマを生かした研究拠点、これを訪問したい。同時に地元企業との共同研究を実施していただいておりますので、その研究者との意見交換などを行いたい。

 また、御案内のとおり、中村教授(中村修二カリフォルニア大学教授)のLED、この関係もございますので、そこをいろいろと見させていただいたりお話を聞かせていただいたり、また、私からもお願いをいろいろしたいと思っております。

 地方の強みや、特色を生かした科学技術イノベーション政策を視察して、今後の政策に生かしてまいりたいと思っております。

 私の方からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)共同通信、田窪です。
 今日、理研(理化学研究所)が記者会見をもうすぐ行いまして、STAP細胞は確認できなかったという結論になると思いますけれども、大臣、STAP細胞があるという発表から始まってこの1年間、こうした結果になったことについて、受け止めをお願いします。
(答)ちょうど、理研の方も記者会見をなさるようですが、STAP細胞が出現しなかったということは聞いておりまして、本当に残念な思いでございます。
 小保方(晴子)さんの記者会見の「STAP細胞はあります」というのが、ちらちら浮かんでくるわけですが、これは日本の科学技術にとっても、あるいは理研にとっても、御本人にとっても残念なことであろうと思いますけれども、記者会見をおやりになると思いますので詳細については、これ以上は申し上げるつもりはございませんが、ただこれまでもSTAP細胞に関する問題につきましては、今回の御本人が入っての検証実験にとどまらず、徹底的に検証を行っていただきたいということを申し上げてきましたが、こういうことで大変大きな節目を迎えたのだろうとも思っております。
 そして、法律等の問題もこれはありますので、理研としては、しっかりとアクションプランを実現して、多細胞システム形成研究センターを発足したりいろいろと行っておられたりしますが、しっかりと対応していただきたいということでございます。
(問)琉球新報の問山です。
 10日に就任しました沖縄県の翁長知事が来週上京して、関係閣僚に挨拶したいという意向を示しています。
 現在、大臣とお会いになる日程など調整状況はどのようになっていましょうか。
(答)事務方の方から面会の申し込みがあったと聞いております。これは御案内だと思うのですが、おいでになる場合にどういう趣旨でということで、各省庁どこが窓口になるかということがあるのですが、私の方としては、まだこういう時期ですので、例えば第三次安倍内閣がどうなるかもわかりませんので、その状況も踏まえて、判断をしたいと思っております。
(問)今は日程的にはいろいろな政治日程もあるのであれですが、もし調整が可能であれば、大臣としては直接お会いする意思というのはございますでしょうか。
(答)私、沖縄の振興担当ですし、ちょうど予算の時期も来ています。前にも申し上げたように翁長知事として振興計画等々、どういうふうにお考えかというのは、機会があれば是非ともお伺いをしなければならないと思っていますので、お目にかかるように、日程さえ調整つけば、なると思います。

(以上)