山口内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成26年11月28日

(平成26年11月28日(金) 9:47~9:54  於:合同庁舎第8号館1階S103会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。私の方から、3点ございますが、一つはこの30日にH-IIAロケット26号機による小惑星探査機「はやぶさ2」が打ち上げられる予定になっておりまして、時間は13時24分48秒の予定です。私も内閣府特命担当大臣として種子島にお邪魔をして、現地で打ち上げを見届けるつもりでございます。是非とも無事に打ち上げられて、ミッションが成功することを期待いたしております。
 それともう1点が、12月1日でございますが、来週の月曜日に「北方領土返還要求中央アピール行動」が行われます。私は北方対策担当大臣として、銀座の京橋プラザ区民館で開催されるアピール行進の出発式に参加いたしたいと思っております。元島民などの参加者の皆さんを激励いたしたいと考えております。詳細につきましては北方対策本部にお問い合わせをいただければと思います。
 それとですね、沖縄関係でありますが、本土企業の幹部の皆様方に沖縄のビジネス環境を実体験していただく沖縄力発見ツアー、これまでIT関連企業や製造業を対象にして、合計4回実施してきましたが、この度新たにバイオ関連企業を対象に実施をすることになりました。参加企業の募集につきましては、非常に多くの企業から今回申し込みをいただいたということから、応募企業を2つに分けまして、第1弾は12月4日から5日に、化粧品、健康食品関連企業を対象として、第2弾は来年2月頃に、製薬、医療関連企業を対象として実施いたしたいと思っております。このツアーによって沖縄への投資促進や新たな産業の創出・振興など沖縄振興につながるように取り組んでまいりたいと考えているところでございます。私の方からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)科学新聞の中村です。30日に打ち上げ予定のH-IIAの「はやぶさ」なんですけれども、「はやぶさ2」への期待について改めてお聞かせいただければと思います。
(答)初代「はやぶさ」がいろんな苦難を乗り越えて成功したわけですよね、映画にもなったということで、国民の皆さん方の期待というのはたいへん大きなものがありますし、今回是非とも我が国の無人探査の技術というのを世界に、それこそしっかりと見ていただくという意味で大変期待をしておりますし、同時に持ち帰ってきたものが生命の起源というか、宇宙の始まりの大きな研究に資するものが出てくればと期待をしています。
(問)沖縄に関連してなんですけれども、この時OIST(沖縄科学技術大学院大学)は訪問されるんでしょうか。
(答)OISTもあります。これまで4回行ってきて、今回はかなり話題というか、興味を持っておられるのだろうと思うのですが、たいへん多くの参加御希望がございます。これは、OIST等もあるわけですから、その周辺の関連というか、いろんな集積ができたらなと。特にOISTの場合はいろんな研究を行っていますので、今回のいわゆるバイオ関連企業とも関連をするだろうということで、期待をしています。
(問)共同通信田窪です。選挙の公示日が近づいてきましたけど、大臣の考える今回の選挙の争点はどういったものになりそうか、お願いします。
(答)以前も申し上げたと思いますが、一番大きなのはアベノミクスなのだろうと思います。これまで行ってきて、いわゆる大胆な金融緩和、そして機動的な財政出動、更には成長戦略と行ってきているのですが、その間の円安によっていろんなところに、プレッシャーというか様々な問題点を惹起(じゃっき)しているということも一方において事実ですから。そこを含めて今回、しっかりと円安対策や、あるいは地方創生を含めて地方活性化策、あるいはいわゆる弱い立場の皆さん方の経済対策も含めてしっかり対応しますということで、やはりこの道しかないと、これをしっかりと成し遂げさせていただきたいということをお願いする、問いかけるというようなことになっていくのだろうと思います。同時に、ある意味アベノミクスとの関連も非常に大きいと思うのですが、先程申し上げた地方創生ですね、これも待ったなしの課題ですと。これまで私も党の方や色んな立場で地方活性化を行ってきたのですが、日本全体の問題としてなかなかとらえてくれなかったわけですが、今回、地方だけじゃなくて東京もあるのではないですか、東京をより良く、住みやすくすることによっていわゆる一極集中を是正することによって、地方も一緒に行っていきましょうよと、日本全体の問題として初めてとらえられたと。しかも根拠になる法律が先般の臨時国会でできた。これもお問いかけをしていくというか、お訴えをしていく大きなテーマになっていくのだろうと思います。

(以上)