山口内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成26年11月21日

(平成26年11月21日(金) 10:03~10:12  於:合同庁舎第8号館1階S103会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 私の方からは今日は特にございませんので、よろしくお願いいたしたいと思います。

2.質疑応答

(問)読売新聞の上村です。安倍総理が先日、衆議院の解散を表明されて、今日衆議院は解散されますが、お受け止めをお願いします。
(答)もう粛々と受け止めているわけですが、会見でも総理がおっしゃったように、今回、GDPの速報値あるいはいろいろな皆さん方の御意見、他の経済指標等を踏まえて、1年半消費税の10%上げは延期をする。これまで野党時代にも民主党さんが消費税の議論をしていた時に、解散すべきだと。三党合意の後も解散すべきだとおっしゃってきた経緯もあり、ここは国民の皆さん方の審判を仰ぐべきだという強い思いがおありになったのだろうと思います。
 同時に、特にこの国会でアベノミクスが失敗したのではないかという野党からの質問等もありまして、これまで通りというか、これまで以上の推進力を持ってやらせていただきたい。デフレ脱却を何としてでもやり遂げたいという強い思いがおありになったのだろうと思います。
(問)日経新聞の高橋です。本日、閣議の後に総理とお会いになっていたかと思います。解散当日ということで選挙の話にも及んだかと思いますが、どのようにお話をされたのでしょうか。
(答)懇談のような感じでした。選挙頑張りなさいと。特に閣僚なのでいろいろな人の応援に行ってほしいというお話がございました。総理も各地の選挙情勢にお詳しく、四国の話もしましたし、徳島の話もしましたし、いずれにしても御激励をいただいたという感じでございました。生き残ってこいよということでございます。
(問)共同通信の関と申します。閣議の中、あるいは閣議前の懇談の中で総理の方から何か各閣僚の皆さんに向けてお言葉なりありましたでしょうか。
(答)特にはございません。閣議の中身については御案内のとおりで、官房長官からということになっていますが、閣僚懇でも御発言はありませんでした。粛々と、という感じで終わりました。
(問)時事通信の岸本です。解散をネーミングするなら大臣としては何解散になりますか。
(答)どうなんですかね。アベノミクスを止めるな解散。いろいろとあると思うのですけどね。
 本来、解散というのは単品でする話ではないので、これまでの2年間等々も踏まえて、トータルとして国民の皆さん方に信を問う。そして、できうれば今後行っていくために国民の皆さん方の御支援、御支持をいただきたいということなのだろうと思います。ネーミングは皆様の方がお上手なので、またこれ使わせていただきますから。
(問)NHKの木下です。解散に当たって、一部からは大義が見えないとか、解散する意義がどこにあるのかという指摘もありますが、そのあたりについて大臣はどのようにお考えですか。
(答)正直、唐突感は私もありましたが、しかし総理の会見等もお伺いして、先程申し上げたような強い思いで解散をなさるのだな、断行するのだなということで、決して大義がないという感じではありません。
(問)あと関連で勝敗ラインについて、総理の発言、与野党で過半数を目標にするという話がございました。それについても一部ラインが低すぎるのではないかという指摘もありますが、その点についてはどのようにお考えですか。
(答)ある意味で今回の総理の御発言は党利党略ではないと思うのですね。真剣に厳しい選挙だという思いがおありになるのだろうと思います。そういう表れだろうと思います。党の方は党の方でまたいろいろな思いがあると思うので、また出てくると思いますけれども、勝敗ライン等については。
(問)共同通信の須江です。大臣、御就任から2月あまりということで、今回、解散に当たって総括には少し早いかもしれませんが、担当の御分野がいろいろあった中でこの2月間、御所感があればお聞かせください。
(答)担当が幅広いというか、多岐にわたっているものですから、それをまずしっかり把握するということで、何とか大体全体が見えてきたかなと。同時に問題点も自分なりに意識している部分があります。そこにジワジワと取りかかっているというところなので、成果と言えるようなものはありませんが、少なくともこれまでの流れ、例えば科学技術にしてももう少し進めることができたのかなとか。クールジャパンも少しこれまでとは違った展開を行わせていただきつつあるわけで、これもしっかり路線とし定着させていきたい。宇宙も基本計画が大詰めになっています。本日24時から工程表のパブコメに入ります。これも以前申し上げましたように予算編成の絡みがありますけれども、大筋ほぼ固まったなという感じがあります。等々で、ある程度行ってこられているなと。行ってこられたではなく、こられているなという感じです。
(問)毎日新聞の青木です。先程厳しい選挙になるのではないかという思いがあるのではないかとおっしゃっていました。なぜ厳しい選挙になるのかというあたりを聞かせてください。
(答)先程もお話し申し上げたように、大義がないのではないか、唐突ではないかという御意見があるわけです。それを踏まえて非常に厳しいという思いがおありになると思います。
(問)度々すみません。宇宙基本計画について、毎回質問が何回も出ていると思いますけれども、今の段階で総理と年内決定という御指示について何か変更のお考えとか、そういった話はされましたでしょうか。
(答)お話はありません。ただ、粛々と進めてくださいということは前から言われておりますので。ただ、具体的に年次とか、何をどうするというところは財務当局との打ち合わせも必要なものですから、予算編成がもしずれれば若干数字を書き込むのがずれるという感じで。ただ、これは新年度からの計画ですから、その辺は十分間に合うというか、大丈夫と思います。

(以上)