山口内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成26年11月14日

(平成26年11月14日(金) 9:10~9:18  於:合同庁舎第8号館1階S103会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 特に今日私の方からはございません。慌ただしい感じになってきています。

2.質疑応答

(問)科学新聞の中村です。
 今回もし解散するということになれば、予算への影響もかなり大きいかと思うんですけども、そこら辺を大臣どのように見ていますでしょうか。
(答)話が出ているようですが、いつ解散になるかによって予算編成がずれるんのではないかとか、与党税調も、もし解散になればずらさざるを得ないようなお話があったようですが、解散があるかどうかも含めて確定をしておりませんので、予断をもって申し上げることはできないと思いますが、もし解散ということになれば、おそらくそういう話も出てくるのだろうと思いますね。
(問)もう一つ、補正予算の編成もこれから指示が出るかと思うんですけれども、それについて、例えば、通常の経済対策ですと、イノベーションとか競争力強化というのはなかなか入らないかと思うんですけども、そこら辺は大臣どのようにお考えでしょうか。
(答)そういう話も出ているようで、いずれにしても、17日ですかね、GDP速報値が出て、18日頃に経済対策の御指示が出るのだろうという話が出ています。経済対策にしても、消費税をどうするのかによってこれは大きく変わってくるのだろうと思うのですね。上げるということであれば、元々カウントされていた少子化対策等々の財源であるわけですが、もし延ばす云々ということになれば、補正を行うとしても財源がありませんねという中で、大きく変わってくるだろうと思います。そういう中で、円安対策や地方とかそういうことに力点が置かれるのではないかなと推測はしていますが、いずれにしても、これはまだはっきりわかった話でもありませんので、これは感想として申し上げますが、どうなるかは未定です。
(問)日本経済新聞の高橋です。
 今、消費税のお話を少し触れられましたが、大臣、財務副大臣の経験をしたということを踏まえて、消費増税の見送りについてどのようにお考えか。
(答)現在は私、内閣府特命担当大臣でございまして、予算を要求する側にございますのであまり言えないと思いますが、先程申し上げたように、政治と社会保障の一体改革という中で進んできていますので、予定どおり上げた場合ということで予算要求等々が前段階として出ている部分があるわけですよね。これをどうするかというのも大変悩ましい話なのだろうと思いますが、これも先程申し上げましたように、まだ定かではありません。同時に、私は予算要求をするほうでございますので、あまりこれ以上申し上げると財務省との間に軋轢(あつれき)があっても困りますので。
(問)科学新聞の中村です。
 今、産業競争力会議なんかでは、特に大学改革を中心にやっていて、文部科学省でも国立大学改革プランだとかいろいろやっているんですけども、イノベーションの中心である科学技術担当ではあまりそういう意味での大学改革とかシステム改革の議論がまだ十分になされていないんじゃないのかなと思うんですけども、そこら辺について大臣どのようにお考えでしょうか。
(答)総合科学技術・イノベーション会議の方で、そこの議論は行っていただいております。ただ、文科省との関係等々もあり、声高に申し上げることはないんですが、しかし、我々としても、イノベーションということを考えると、もう少し大学も在り方を変えていただくとか、先般も答弁で申し上げましたけれども、研究者の待遇や、あるいは給与等も含めてしっかり日本の国内の大学あるいは研究機関で成果を上げるべく優秀な方々が頑張っていただけるような環境作りということは、これからも大いに物は申していかなければならないと思っています。
(問)共同通信の田窪です。
 宇宙基本計画についてなんですけど、年内に策定することを目標に進めていますけど、もし解散ということになれば、年内というスケジュールも変わってくる可能性というのはあるんでしょうか。
(答)工程表の議論に入っていただいています。この工程表についてもパブコメにかけるという話になりますが、そこは粛々と進めていきますけれども、今回のパブコメにかけてある基本計画の素案にしても、財政当局との調整が必要な部分が多々あります。年次をどうするのか、これをどうするのかという話で。どうしても財政と予算と絡んでくるということになろうかと思いますので、そこは予算をどうするのかということが決まった段階でまた協議をするということになろうかと思います。
(問)そうすると、予算編成作業が遅れれば、そのまま基本計画の策定作業も遅れるというイメージでよろしいでしょうか。
(答)必ずしもそうとは限っていませんが、ただ、財政当局がどういう反応をするかですよね。彼らにしても、2015年プライマリーバランスの半減させた赤字を、2020年という中で苦しい財政運営をしておられるでしょうから、同時に我々としても、今回の宇宙基本計画には相当しっかり書き込みたいわけですよ。それの調整ということには、予算編成が後ろへずれるということになれば、しっかり協議をしていかなければならない状況になると思いますね。

(以上)